KDDI、KDDIスマートドローン、日本航空、東日本旅客鉄道、ウェザーニューズ、メディセオの6社は2月27日、ドローンポートを活用した医薬品授受管理の実証を実施したと発表した。
東京都の「ドローン物流サービスの社会実装促進に係る実証プロジェクト」の一環として、都内におけるドローン物流サービスの早期の社会実装を目指す取り組み。
2023年12月には日本初となるレベル4飛行での医薬品配送に成功しており、今回はACSL社製の機体とIHI運搬機械社製のドローンポートを用いて、輸送された医薬品の安全な授受、そして授受管理の省人化に向けた検証を行った。
これまでの実証では着陸時の安全管理や配送物の受け取りのための人員を配置しており、実社会でドローンによる物資輸送サービスのメリットを生むには運用の省人化が必要となる。
今回の実証で使われたドローンポートには、ドローンで運ばれた荷物を格納すると同時に「荷物受領メール」を受領者に送信し、取出口のタッチパネルでメールに記載された暗証番号が入力されたら解錠し引き渡すという機能がある。このドローンポートを医療機関に隣接した場所に設置し、離着陸時の安全確保や配送物の授受管理の利便性をテストした。