「望遠レンズを装着したフルサイズミラーレスをぶら下げていても首が痛くならない」「とにかくオシャレで華やか」として写真ファンの間で知られているのが、スカーフみたいなカメラストラップ「サクラスリング」です。CP+2024では、コンパクトデジカメなど小型軽量のカメラに向く「ポーチスカーフストラップ」を参考出展していました。

  • サクラスリングの新作「ポーチスカーフストラップ」を手にする、サクラスリングの杉山さくらさん

  • さまざまな柄が揃う、オリジナルのサクラスリング。今回は「忍者レフ」で知られるよしみカメラと同じブースに展示していた

  • 参考出品として展示していたポーチスカーフストラップ。左は、同じく参考出品として展示したApple Watch用バンド

ポーチスカーフストラップは、これまでのサクラスリングよりも短めに仕上がっているのが特徴。従来通り、カメラとは2点吊りの構造なので、ストラップ穴が左右にある「GR」や「FUJIFILM X100」などのレンズ一体型カメラをはじめ、小型のミラーレスカメラでも使えます。

  • 短めサイズになったポーチスカーフストラップ。コンパクトカメラや小型ミラーレスカメラに向く。長さは調整可能

  • GRシリーズやソニーのRX100シリーズなど、ストラップ2点吊り対応のカメラに向く

  • 1点吊りにも変更でき、一般的なコンパクトカメラでも使える

今回は、ストラップ部分にあるファスナー付きポケットがより大きくなっているので、GRクラスのカメラならスッポリ収納できます。カメラを入れたあと、ストラップをぐるぐる巻きにすれば、ある程度の衝撃からカメラを保護できます。

  • ストラップの途中には、ファスナー付きのポケットを用意。GRぐらいのサイズのカメラが収納できる

  • ぐるぐる巻けばカメラを保護できる

現時点では、価格や発売日は未定とのことですが、サクラスリングの杉山さくらさんは「なるべく早い時期の発売に向けて、細かな改良を進めていく」と意欲を見せました。

もう1つ、スカーフ素材を用いた参考出品として、Apple Watch用のバンドを展示していました。杉山さん、腕が細くて「市販のApple Watchバンドはゆるゆる」なのが悩みなんだそう。バンドがゆるいとApple Watch裏のセンサーと腕が離れてしまうため、心拍数などのヘルスケアデータが正しく記録されなかったり、Apple Watchにロックがかかってしまうことがあります。

  • 参考出品のApple Watch用バンド。くしゅくしゅした立体的な構造だ

そこで、バンド自体を伸縮性のあるゴム製にしたうえで、バンドの長さを調整するためのパーツを組み込み、どのような人の腕にもフィットするよう工夫しました。使用中にゴムバンドが見えないよう、スカーフ素材をプリーツ状に巻いてバンドを隠せるようにしています。

  • 内部に長さ調整用のゴムバンドを内蔵している

  • 腕がかなり細い人でも、ブカブカすることなく装着できる

こちらも価格や発売日は未定とのことですが、同様に自分の腕に合うApple Watchバンドがない…という悩みを持っている人には期待の新製品となるでしょう。