グラクソ・スミスクライン(GSK)は2月22日 、「帯状疱疹とワクチン接種に関する日本人の意識調査」の結果を発表した。調査は2023年10月16日~25日、全国の50歳以上の男女6,000名を対象にオンラインで行われた。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、子供の頃などに感染した水ぼうそうと同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が、体の中で再活性化することで発症する皮膚の病気。50歳を過ぎると発症が増え始め、80歳までに約3人に1人が発症するといわれている。その最も一般的な合併症である「帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)」は、帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、3カ月以上続く痛みのことを指す。
今回の調査によると、帯状疱疹の認知度は98%。一方、帯状疱疹後神経痛の病名を知っている人の割合は77%(前回比5%増)、「どのような病気かある程度知っている」「他の人に説明できるくらい詳しく知っている」と回答した人は48%(前回比5%増)と、いまだ半数以下であることが判明。
また、帯状疱疹ワクチンについては、41%が「ある程度以上知っている」と回答。この2年間で2倍近く増加したが、新型コロナウイルス感染症ワクチン(91%)やインフルエンザワクチン(88%)と比較すると、いまだに顕著な違いがあることが確認された。
帯状疱疹啓発週間で「ハローキティ」とコラボ
2月26日〜3月3日は、GSKと国際高齢者団体連盟(IFA:International Federation on Ageing)が協働し、2022年に世界で初めて立ち上げた「帯状疱疹啓発週間」。
今年の帯状疱疹啓発週間でGSKは、50周年を迎えたサンリオキャラクター「ハローキティ」とコラボ。「家族で話そう、帯状疱疹。」をテーマに、期間中、ハローキティとおばあちゃんのマーガレットとの対話をモチーフとしたオリジナルイラストを、「帯状疱疹予防.jp」やデジタル広告で公開する。
© 2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L647362