片手で食べられるし、持ち運びやすいし、比較的いろいろな場所で売っている……。いちごを使ったスイーツのなかでも、特に人気が高い品が「いちごサンド」だ。

そんないちごサンドについて、この記事ではコンビニ3社の商品のボリュームや味わい、コスパに注目して詳しくレビュー。

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの商品を、サンドイッチをめくった画像やいちごの数の比較も交えて紹介するぞ!

  • セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマートのいちごサンド

    セブン・ローソン・ファミマの「いちごサンド」

セブン-イレブン『いちごサンド』(486円)

まずレポートするのは、セブン-イレブンの『いちごサンド』。値段は486円と、今回取り上げたコンビニ3社のなかでは一番高価な商品だ。

  • セブンイレブン「いちごサンド」

    セブン-イレブン「いちごサンド」

セブンのいちごサンドは比較的いちごの粒が大きく、パッケージから見える断面が非常にキュート。

いちごサンドといえば見た目のかわいさもウリなわけだが、ビジュアル面では3社のなかで最も優れているかもしない。

カスタードとマスカルポーネ入りクリームの2種のクリームが使用されており、全体的にはマスカルポーネ入りクリームが目立つ甘めの味わい。パンは厚みがあり、いちごやクリームに埋もれない存在感を放っていた。

なお、詳しくは後の見出しでレポートするが、セブンのいちごサンドは角のクリーム下に入っているいちごが少し小さかった印象。

その分たっぷりのクリームとふかふかのパンのコラボレーションを楽しめるため、いちごよりもクリームやパンをメインに味わいたい人におすすめしたい品だった。

ファミリーマート『いちご&ホイップサンド』(420円)

続いて紹介するのは、ファミリーマートの『いちご&ホイップサンド』。価格はコンビニ3社のなかで最も安い420円だった。

  • ファミリーマート「いちご&ホイップサンド」

    ファミリーマート「いちご&ホイップサンド」

カスタード好きの筆者としては、いちごとカスタードクリームが一緒に見えるのがなんとも嬉しい。形はやや崩れていたがいちごの存在もはっきりわかり、かわいらしい見た目には違いなかった。

ファミマのいちごサンドも、セブンと同様にマスカルポーネを使ったクリームとカスタードクリームの2種を使った構成。セブンよりもカスタードクリームの割合が高く、卵黄のまろやかなコクを楽しめる。

断面部分のいちごは小さめながら、フルーツならではの甘酸っぱさが感じられるフレッシュな味わいのサンドイッチ。甘みの強いホイップクリームの量が控えめで、"いちご”をダイレクトに味わいたい人、カスタード好きの人に好まれそうな品だった。

ローソン『ICHIBIKO監修 苺&ホイップサンド』(462円)

最後にレポートするのは、ローソンの『ICHIBIKO監修 苺&ホイップサンド』。価格は3社のなかで中間の462円ながら、手に持ったときのずっしり感はナンバーワンだ。

  • ローソン「ICHIBIKO監修 苺&ホイップサンド」

    ローソン「ICHIBIKO監修 苺&ホイップサンド」

東京や仙台に店を構えるいちごスイーツ専門店が監修する商品であり、食べる前からワクワクが止まらないいちごサンド。

セブンやファミマと異なり、カスタードクリームなし&クリームは練乳入りホイップクリームの一本勝負、というのも専門店のこだわりなのだろうか。

ホイップクリームは自然な甘さで、すっきりとした味わい。クリームがパンに染みて少ししっとりしているのも美味しい……。

練乳の風味は控えめで、いちごの甘さが引き立つ食べやすいテイストのいちごサンドだった。

3品のなかで最もいちごの量が多かったこともあり、個人的にはコンビニ3社の商品のなかで最も満足度が高い商品。コスパの良いいちごスイーツを探している人や、本格的ないちごサンドを食べたい人におすすめしたい。

いちごの数&サンド全体のボリュームを比べた結果は?

  • いちごサンドの中身(左からファミリーマート,セブン-イレブン,ローソン)

3社のいちごサンドの味わいを紹介したところで、気になるいちごの数とクリームの分量をチェック。パンをめくった3品を並べてみると、クリームの量やいちごのサイズには大きな違いがあった。

  • セブン-イレブンのいちごサンド中身

セブンのいちごサンドは角に入っているいちごが小さく、ほぼクリームに隠れて見えない結果に。1つのサンドに1/2カットのいちご3個、おそらくは1/4サイズのいちご1つが入っており1商品あたりのいちごの数は3.5個だ。

パンがきれいにめくれてほぼすべてのクリームが下のパンに残ったから……、というのもあるが、断面以外の部分でのいちごの存在感は薄いといえそうだ。

  • 左からファミリーマート,ローソンのいちごサンド中身

ファミマとローソンは、角に入っているいちごのサイズも断面部分のいちごとほぼ変わらず。

ファミマは角にセブンと同じく1/4カットのいちごが、ローソンは3社のなかで唯一1/2カットのいちごが入っている。ファミリーマートは1商品あたり3.5個、ローソンは1商品あたり4個のいちごが使われていたようだ。

サンドイッチの片面を踏まえて結論を考えると、いちごの数やサイズの面で勝っているのはやはりローソン。

クリームやパンを含めた全体的なボリュームではセブン-イレブンが優位であり、価格の安さやカスタードの味わいではファミリーマートを推したい結果となった。

コンビニ3社のいちごサンド、販売中に要チェック!

それぞれの品に違った魅力があり、どれも絶品だったコンビニ各社の「いちごサンド」。いよいよ500円の大台が近づいてきた価格設定といえど、街中に多くあるコンビニでこんなにも高クオリティのスイーツが食べられるのはありがたい……。

コンビニ3社のいちごサンドは、いずれもこの時期しか味わえない限定商品。手に入るチャンスを逃さないよう、早めにチェックしてはいかがだろうか?