テレビ朝日系特撮ドラマ『王様戦隊キングオージャー』最終回「俺様たちが世界を支配する」(9:30~)が25日に放送される。

  • 『王様戦隊キングオージャー』より

■『王様戦隊キングオージャー』最終回

『王様戦隊キングオージャー』が、ついに明日、最終回を迎える。番組スタート当初より、メインキャラクター全員が王様というストーリー、3DCGを使用したライブ合成撮影、LEDウォールを備えたバーチャルプロダクションを使用した撮影スタイルなどが、「スーパー戦隊の歴史を変えた」と大きな注目を集めていた本作。ほぼすべての話を一人で書き上げた脚本家の高野水登氏が紡ぎ出す「心に深く刺さる言葉」の数々も支持されている。そんな中、新しい撮影スタイルをゼロから作り上げてきたメイン監督の上堀内佳寿也氏が、最終回までの 48、49、50話を連続で担当することが発表されると、ファンの間で「最終回3部作!」という声が上がり、大盛り上がり。先週放送の第49話では没入感のある映像実現のために、ソニー株式会社のボリュメトリックキャプチャ技術を使用して登場人物を3次元映像化し、壮大な音楽と共に展開する大スペクタクルな体験や、終盤に登場した豪華出演者の集結に、Xでは10万ポストを越えるコメントがあふれて世界トレンド1位に輝いた。

■最終回ではついに「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」が降臨

宇蟲王ダグデドと最終決戦を迎えることになった六王国の王様たちは、ダグデドを倒す鍵として6つの「王の証」の力を利用した「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」を計画。しかし、王の証が1つ足りない。そこに宇蟲王ダグデドが現れ、チキュー壊滅の反攻が始まる。その圧倒的な強さを前に、王様たちは国民すべてをほかの星に脱出させる避難計画「ゼロ」の発動を決意。「王の証」とヴェノミックスシューターを民とラクレスに託し、2000年前の先祖たちがチキューに移り住み、物語として意志を受け継いできたことと同様に「いつかダグデドを倒してほしい」と未来へ願いと希望を託した。そのため王たちは、自ら犠牲になり避難時間を稼ぐ決死の作戦に挑んだ。

そして49話では、王たちの懸命な戦いもむなしく、チキューは壊滅状態になり、ギラ(酒井大成)以外の王様は全員倒れてしまう。さらに民たちを乗せて宇宙に脱出したコーカサスカブト城は墜落、絶望のどん底に突き落とされ……。そんな時、ラクレス(矢野聖人)を先頭に脱出したはずの六王国の民が戦場に駆けつける。避難するのではなく、最後まで王と共に戦うことを決意し、すべての王と民がひとつになって、ダグデドとの最終決戦に挑むことに。しかしダグデドの人智を越えた力と、無数の手下、そして復活した宇蟲五道化によって、王様と民たちは追い詰められていった。そんな中、死の国「ハーカバーカ」の扉が開く。デボニカ(佐倉綾音)を先頭に、カーラス(吉井怜)、イロキ(雛形あきこ)、ディード(クラウス)、メタリー(ダーブロウ有紗)ら伝説の王たち、そしてボシマール(福澤重文)、ネフィラ、デズナラク8世、さらに始祖の王・ライニオール(声:中村獅童)も参戦、戦況は劇的に変わっていく。

絶望的な状況でも決して諦めず、笑顔を見せるチキューの人々に、ダグデドはイライラ。そんなダグデドに、いつもの高笑いをあげたギラ、6人の王様が再び立ち上がる。全宇宙を懸けた激しい戦いが続く中、ついに「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」が降臨する。

【編集部MEMO】
『王様戦隊キングオージャー』は、圧倒的な強さの象徴である「王様」がヒーローとなって平和を守る物語。【5人の王様×昆虫ロボ】というスーパー戦隊シリーズ史上初の組み合わせで、いまだかつてない壮大なスケールでヒーローたちの戦いを描くファンタジー大作が繰り広げられる。