市場調査会社・マーケティングテクノロジーは、Z世代を対象に実施した「将来無くなりそうな職業」ランキングを発表した。その結果によると、ランキングの上位には「販売店員」「ウェイター/ウェイトレス」「清掃業従事者」が挙げられたそうだ。
本調査は、全国の14歳以上29歳以下の男女1,098人(うち男性:379名、女性:719名)を対象としたもので、2023年9月25日から10月4日にかけて、29の業種の中から「将来無くなりそうな職業」についてアンケートをおこなっている。
調査の結果、Z世代が選ぶ「将来無くなりそうな職業」ランキング1位に選ばれたのは、「販売店員(スーパー・コンビニ)」で8.0%だった。次いで2位は、7.2%で「ウェイター/ウェイトレス/ファーストフード店員」、3位は5.7%で「清掃業従事者」という結果になったという。
回答を男女別でみると、男性では1位が7.17%で「販売店員(スーパー・コンビニ)」、2位は6.35%で「ウェイター/ウェイトレス/ファーストフード店員」、3位は5.18%で「情報通信処理/システム/ソフトウェア関連(システムコンサル、SE、プログラマ、設計等)」だった。
女性では1位は8.48%で「販売店員(スーパー・コンビニ)」、2位は7.68%で「ウェイター/ウェイトレス/ファーストフード店員」、3位は6.04%で「清掃業従事者」と続いた。性別の違いによる大きな特徴はなかったものの、男性は情報通信処理関連の職種にも懸念を示す一方、女性はおおむね全体と同様の職種が上位にきていた。
これらはZ世代に限らず世間でよく指摘されることからも、予想通りといえば予想通りの結果だが、今回の「将来無くなりそうな職業」ランキングでは、販売やサービス業が上位に来る傾向に。しかし、29の業種中12位に「クリエイタ(デザイナー、写真、芸術、音楽等)」が3.9%でランクインしているのには驚いた。最近のAIの進化が凄すぎることが反映されているのかも。