リンクバルは、「恋愛・結婚に関する意識と実態調査 2024」の結果を2月20日に発表した。本調査結果はウェブアンケートにて実施された2つの調査をもとにしている。1つは2023年12月15日〜21日の期間、2,257人の男女を対象としたもの、もう1つは2024年1月1日〜12日の期間、475人の男女を対象としたもの。
独身男女(18歳~24歳のZ世代と、25~29歳)に将来子供を欲しいか尋ねたところ、「将来子供が欲しい(1人+2人+3人以上の合計)」人は60.5%と半数以上を占めており、「子供は欲しくない」(5.9%)と「わからない」(33.6%)を上回った。
また、「育児にかかる金銭面を心配しないでよいとしたとき」と仮定し、同様の質問を行ったところ、「将来子供が欲しい」と回答した人が71.6%と、子供を持ちたいと思う人が11.1ポイント増加。特に「3人以上欲しい」の回答は16ポイント増の23.2%になった。
一方、「子供は欲しくない」は0.6ポイント減の5.3%に、「わからない」は10.5ポイント減の23.1%となった。加えて、最初に「子供は欲しくない」と答えた人の9.5%、「わからない」と答えた人の38.2%が子供が欲しい意向へ変化しました。金銭的な事情が子供を持つことの意欲に大きな影響を与えることが改めて判明した。
既婚男女に子供の人数を調査したところ、「いる」が66.7%、「いない」が33.3%だった。また「いない」と答えた人の中の47.1%が「将来子供が欲しい」と回答。8割以上の人が「子供がいる」または「子供を持つことに前向き」であることがわかった。
また、「育児にかかる金銭面を心配しないでよいとしたとき」と仮定し、子供が欲しいか(いる場合は今より欲しいか)についても調査。「子供がいて今の人数で十分」(31.4%)、「子供がいて今以上に欲しい」(31.8%)、「子供はいないが将来欲しい」(21.4%)、「子供は欲しくない」(8%)、「わからない」(7.3%)という結果になった。
また、現状、子供を望んでいない人に限る場合、31.1%は「金銭面を考えなければ子供を持ちたい」傾向であることが判明。全体として、半数以上が金銭面の課題がクリアできれば子供を欲しい・増やしたい意向であることがわかった。