ソニーは2月22日、フルサイズ対応の標準ズームレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」を発表した。F2.8通しの明るさながら、広角側を50mmまでにすることで小型軽量に仕上げた。近接性能にも優れる設計とした。機動力の高い撮影や、ジンバルに搭載しての動画撮影をしたい人に向く。価格はオープンで、予想実売価格は18万円前後。発売は5月17日。
24mmから50mmをカバーする、標準ズームレンズの新ラインナップ。本体を小型軽量に仕上げたのが最大の特徴。全長は92.3mmで、開放F4の「FE 20-70mm F4 G」(99mm)や「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」(94.5mm)よりも短い。重さは約440g。
小型化を図りつつ、最新の光学設計で描写性能を高めており、初代の大三元標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GM」に迫る解像性能を備えた。
近接撮影性能も優れており、最短撮影距離は0.19m(広角側、AF時)、0.30m(望遠側、AF時)、最大撮影倍率は0.30倍(AF時)とした。絞り羽根は11枚の円形絞りで、美しくなめらかなボケのある描写が可能。
オートフォーカス用のモニターは2基のリニアモーターで、高速かつ静かで振動の少ないフォーカス駆動とした。フォーカスはインターナルフォーカス。α9 IIIの120コマ/秒の高速連写でもオートフォーカスが機能する。
レンズ本体は防塵防滴に配慮した設計で、レンズの最前面にはフッ素コーティングを施している。
フィルター径は67mm。大きさはΦ74.8×92.3mm、重さは約440g。