リクルートは2月20日、同社の研究機関・就職みらい研究所がまとめた「就職白書2024」における学生の就職活動および企業の2024年卒採用活動の実態について発表した。
まず、2024年卒学生のうち、「民間企業に就職する」割合は83.7%となり、就職する人の合計割合は89.4%であった。いずれも3カ年で増加傾向となっている。
就職先が確定した2024年卒学生の、入社予定企業などへの就職活動開始当初の志望度は、「当初からの第一志望群」が64.0%で、前年に続き聴取開始以来の最高値を更新した。
入社予定企業などに就職する事への納得度は、「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」の合計回答が77.2%で前年より増加している。
一方で、「当てはまらない」「どちらかというと当てはまらない」の回答も微増傾向が見られた。
内定取得者のうち、最初に内定を取得してからも活動継続した人の割合は68.7%であった。継続理由としては、「より志望度の高い企業の選考を受けるため」が76.1%で最多となり、次いで「内定取得先の企業でいいのか不安に感じたため」が27.0%で続いた。
また、内定を辞退した理由は「他の企業の選考に通過したから」が28.9%で最も多かった。
インターンシップ・1day仕事体験の参加率は74.2%。参加 社数は7.30社で、前年より微減傾向となっている。参加期間としては、「1日」が70.1%で最も多く、以下「半日」が48.7%で続く結果となっている。半日または1日に参加した学生は85.6%にのぼった。
インターンシップ・1day仕事体験に参加した企業と同業種の企業に入社予定の学生の割合は71.3%で、前年よりも増加している。