TENGAが、20代~60代の男性約1,000人に「性の悩み」について調査を実施した。女性の性の悩みや課題はメディアで多く取り上げられ、女性が性に対してどのように考えていて、何を知りたいのかが明らかになってきた一方で、男性の性については、悩みや課題にフォーカスして語られることはあまり多くない。

男性は実際、性についてどんなことを知りたいのか。同調査では、男性の性の悩みに関する「本音」を探っている。

男性の7割以上が何かしら性に関する悩みを抱えているが、友人には話さない

男性約1,000人に、性に関する「自分自身のこと」について悩みを感じたことがあるかを尋ねたところ、7割以上の人が、「悩みを感じたことがある」と回答した。

また、‟話したことがある”項目においても、「笑い話などカジュアルに話をしたことがある」人が多く、男性は悩みがあっても真面目には打ち明けない傾向が見られた。

年代別で比較すると、“自分自身の性の悩み”の上位5つの項目には大きく変化がなく、「早漏」は3割前後、「包茎」は2割前後の人が悩んでおり、年代が変わっても大きな変化は見られない。一方で、「勃起力の低下」と「テクニック」は、40代を境に変化がみられた。

20代から50代のコミュニケーションにおける性の悩みの1位は、「相手が満足しているかどうか」。20代、30代は「誘い方」や「相性」がランクインしている一方で、40代以降は「セックスレス」が2位以上にランクインしている。

人に聞けないからこそ、男性が気になる「他の人はどうなの?」

「他人がどうなのか気になった」という項目では、「体のこと」「パートナーとのコミュニケーションのこと」のいずれも、自分自身が気になっている、上位5つの項目と同じ傾向に。

また、“誰の話なら聞きたいか”という質問には、1位「専門家(32.2%)」、2位「友人(16.8%)」、3位「AV女優(13.0%)、4位「AV男優(12.1%)」という結果に。ちなみに20~24歳のみでは、1位「専門家(34.0%)」、2位「友人(30.1%)」に次いで3位が「AV男優(28.2%)」という結果となり、他世代よりもAV男優の方から話を聞きたい、という傾向が見られた。


「男性の性の意識に関する調査」
調査主体:株式会社TENGA
調査方法:インターネット調査
調査対象:1,030人(全国/男性/20~69歳)
調査期間:2023年12月15日~12月18日