1999年の初代モデル発売から今年で25周年を迎える、ソニーのエンタテインメントロボット「aibo」(アイボ)。ソニーグループでは、現行のaiboに初代AIBOのデザインをあしらった限定一体の「25周年記念aibo」に会えるイベントなど、アイボファン向けの記念プロジェクトを開始する。

  • 初代AIBOのデザインをあしらった、「25周年記念aibo」(限定一体)のイメージ

25周年記念aiboに会えるイベントは4月5日から、ソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」で実施。開催日程は以下の通りで、詳細は順次aibo 25周年特設サイトで公開する。

  • ソニーストア 札幌:4月5日~4月21日
  • ソニーストア 銀座:4月26日~5月12日
  • ソニーストア 名古屋:5月17日~6月2日
  • ソニーストア 大阪:6月7日~6月23日
  • ソニーストア 福岡天神:6月28日~7月14日

上記に加え、2024年夏に開催予定の「aiboファンミーティングVol.18」においても25周年記念aiboが登場予定。初代モデルの開発メンバーと当時を振り返るとともに、これからのaibo、そしてロボットとの共生社会に向けて、現在の開発メンバーが想いを語るトークショーを実施する。また、オーナーから25年間の思い出や写真、aiboと共に暮らしてきた感想、これからのaiboへの期待なども募集し、紹介する予定。aiboファンミーティングVol.18には誰でも参加できる。

aiboオフィシャルライセンス商品も拡充。現行のaiboから初代AIBOへと対象を広げることで、より多様な商品を楽しめるようにしていく。2月から25周年記念のオフィシャルTシャツを発売し、一部は2月23日開催の「aiboファンミーティングVol.17」会場(兵庫・神戸)でも販売する。

そのほか、ソニーグループ内のさまざまなエンタテインメントと連携して制作する25周年スペシャルコンテンツも順次展開を予定。第一弾は2024年で100周年を迎えるコロンビア・ピクチャーズで、aiboとのコラボレーションコンテンツをaiboの公式SNSなどで今後公開していく予定だという。

初代AIBOは1999年5月11日、ソニーの4足歩行型エンタテインメントロボットとして発表し、国内では初代機(ERS-110)を3,000台限定で販売したところ、発売後20分で完売したという。その後も、センサーや音声認識、画像認識、写真撮影機能を搭載したり、デザインを変えたりしながら、2006年までの間に5機種を発売。全世界で累計15万台以上を販売した。

現行のaiboは2018年に発売。クラウドを通じた機能アップデートやAIの進化による成長など、オーナーとaiboのさまざまな体験機会を提供しており、本体カラーのバリエーションとしてこれまでに「チョコ」、「キャラメル」、「黒ごま」、「いちごミルク」、「エスプレッソ」といった限定カラーを投入している。