俳優の大沢たかおが主演を務める、『沈黙の艦隊』の続編制作が決定したことが20日、明らかになった。
2023年9月に実写映画として劇場公開された映画『沈黙の艦隊』。9日からは、劇場版の続きを描いたAmazon Origina ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』がPrime Videoで独占配信されている。東京湾に舞台を移して勃発する大海戦のクライマックスまでを描いた全8話のドラマ版は、実写映画国内視聴者数1位を記録した。
シーズン1では、日米政府が極秘に建造した原子力潜水艦・シーバットを乗っ取り、独立国家「やまと」の設立を全世界に宣言した主人公・海江田四郎(大沢)が、日米政府を相手に緊迫の潜水艦バトルと手に汗握る交渉劇を展開。ラストでは海江田が“真の平和”の実現を求め、次なる舞台へと向かうことを宣言する姿が描かれた。
今回、制作が発表された続編では、自らの正義を胸に突き進む海江田がどんな行動を見せるのか、そんな海江田に世界は再び翻弄されていくのか、期待が高まる。
コメントは以下の通り。
■大沢たかお
映画『沈黙の艦隊』そして Amazon Original ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』の続編制作が正式に決定しましたことをご報告いたします。すでに映画、ドラマをご覧になってくださった皆様、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。これまで以上に壮大で手に汗握るスリル満点の新たな『沈黙の艦隊』を創り上げるため、これまで以上にしっかり準備し、これまで以上に全スタッフ、キャスト一丸となり、魂を込めて次なる戦いへ挑んで参ります。『沈黙の艦隊』の新たなる航海を是非楽しみにしていてください。
■かわぐちかいじ氏(原作)
連載から30年以上経った現代に、この物語を実写版のドラマとして世界に届けられたこと、そしてたくさんの人に見てもらえたことをとても嬉しく思います。連載当初に比べ、様々な状況が変わった今、細かい部分のアップデートを加えながら現代の物語として全く違和感なく描かれていて、登場人物一人ひとりが丁寧に表現されている点に、制作サイドの皆さんの原作への愛を感じ、“見事な実写化作品”になっていると思っています。期待以上のドラマ作品で、非常に気に入っています。原作では、伝えたい大切なメッセージは終盤に浮かび上がってきます。是非最後までしっかりと描いてほしいし、それを皆さんにも見て頂きたいです
■ジェームズ・ファレル氏(Amazon スタジオ ローカルオリジナル バイスプレジデント)
Prime Videoで大ヒットを記録した『沈黙の艦隊』の続編を、配信開始から数日で制作決定できたことを大変嬉しく思います。日本のPrime Videoにおける実写作品の中で最大のオープニングを記録したこの本作は、日本で最も高く評価されている憧れのクリエイターたちによる真のコラボレーションによって生み出されました。そして、続編が新たな金字塔を打ち立てることを確信しています。日本だけでなく、世界中のお客様に最高のコンテンツをお届けできるように尽力いたします
【編集部MEMO】
『沈黙の艦隊』は、かわぐちかいじ氏によるコミック作品。1988~1996年に『モーニング』(講談社)で連載。累計発行部数は3,200万部(紙・電子)を突破している。2023年9月に、大沢たかおが、主演・プロデューサーを務めて実写映画化。大沢たかお、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、中村倫也、水川あさみ、夏川結衣、江口洋介らが出演。興行収入は現在までで13.4億円を記録している。