WOWOWで3月1日から放送&配信するドラマW-30『白暮のクロニクル』(WOWOWプライム/WOWOW 4K/WOWOWオンデマンド 全12話 毎週金曜23:00~※第1話無料放送)の完成披露試写会が19日、都内で行われ、WEST.の神山智洋、松井愛莉、竹財輝之助、光石研、中川和博監督が出席した。
映像作品は実に4年ぶりとなった神山は「舞台での演技のお仕事を年一でコンスタントにやらせてもらっていますが、最初にお話をいただいた時はとても嬉しかったですし、ようやく来たか! という気持ちが強かったです。単独主演初というのもありますし、WOWOWさんの作品はいずれ出たいとも思っていたので、とてもうれしかったですね」とオファーされた時の心境を。演じたキャラクターは見た目が18歳で実年齢が88歳という難しい役柄で、「僕の実年齢は30歳なので、若い時に比べると身体を動かすことが大変になってきました。今作はめちゃくちゃ走っていますが、18歳の気持ちで走るとちゃんと足が絡まるようになってきました(笑)」と苦労も語りつつ、「できることを全てぶつけたというか体当たりで挑ませていただいた作品です」と充実感をにじませた。
神山とバディを組む松井。神山とは初共演で、「語弊があるんですけど、魁とあかりみたいに最初は距離感を感じていました。距離感があったんですけど、徐々に距離感が縮まって自然と魁とあかりみたいになっていったと思います」と良い関係性を築けたという。
松井と同じく同ドラマで神山と初共演を果たした竹財は「滝藤賢一さん以来嫉妬しました。すげーいきなりトップスピードにいけるんだと。本当に稀有な役者さんだと思いました。もっと映像をやって欲しいですね。瞬発力は本当に稀有だと思います」とべた褒めだった。
また、神山が演じたキャラクターの魁にちなみ、演者それぞれの18歳の時の写真を公開するコーナーを実施。2011年11月に発売された雑誌の1ページを公開された神山は「バリ恥ずかしい! 実は尖っていたんですよ。キレまくってました。時代を感じますね。めちゃくちゃ懐かしいです」と振り返ると、光石から「柄悪っ!」と指摘されて苦笑いを浮かべていた。
2024年4月にデビュー10周年を迎えるWEST.の神山智洋が、自身初の単独主演作品かつ、初のWOWOW作品の主演に挑んだ同ドラマ。原作は『機動警察パトレイバー』など数々の人気作品を生み出している漫画家ゆうきまさみの『白暮のクロニクル』で、"吸血鬼(オキナガ)×公務員"という今まで描かれなかった異色のコンビが難解な事件に挑むという斬新な設定が人気を博した。神山が演じたのは不老不死の体質を持つ「オキナガ」で、見た目が18歳、実年齢は88歳の雪村魁(ゆきむらかい)。オキナガたちを管轄する厚生労働省の「夜間衛生管理課」、通称"夜衛管(やえいかん)"への異動を通告され、魁との連絡係を命じられる新米職員の伏木(ふせぎ)あかり(松井愛莉)とバディを組み、衝突を繰り返しながらも事件解決に向けて協力し合い奔走する。