ヤクルト・奥川恭伸

◆ 完全復活へ調整は順調か

 ヤクルトの奥川恭伸が18日、中日との練習試合に先発登板。2回28球無失点の内容でマウンドを降りた。

 昨年11月以来の実戦マウンドに上がった奥川だったが、初回を9球で三者凡退に切って取る上々のスタートを見せると、2回も先頭の細川成也から外に逃げるスライダーで空振り三振を奪う小気味の良い投球を続ける。

 しかし二死から福永裕基と三好大倫に連打を浴び一・二塁のピンチを招くも、続くクリスチャン・ロドリゲスを冷静に三ゴロに切って取り無失点を継続。2回28球無失点、2安打1三振の内容でお役御免となった。

 直球の最速は149キロを計測し、縦横に大きく曲がる変化球も健在。テンポよくストライクゾーンに投げ込み、21年シーズン以来の1軍白星へ順調そうな仕上がりを見せた。