マイナビは2月14日、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)」を発表した。同調査は1月20日~31日、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生1,263名を対象に、インターネットで実施した。
1月時点のインターンシップ・仕事体験への参加割合は、前年比3.7pt増の89.8%だった。
インターンシップについて不安に思うことを尋ねたところ、前年同様「インターンシップ選考のエントリーシートを通過できるか」(36.2%)が最も多かった。「不安に思うことはない」(9.7%)が前年から5.0pt増加しており、全体的に不安が軽減している。「インターンシップ・仕事体験に参加して今後の就職活動の方向性が見えるか」(26.0%)は、8.3pt減少した。
就職活動の方向性については「固まっている」(64.1%)という回答が前年より7.7pt増加した。
就職先を検討する際に「初任給の金額」についてどの程度こだわるか聞いたところ、46.8%が「平均的な金額であれば、他の条件が希望通りであることを優先する」と回答した。「平均的な金額よりも目立って高額な初任給であるかを重視する」は8.2%にとどまっている。
インターンシップ参加、就職活動準備、就職活動においてタイパを意識することのメリット、デメリットについてどのように感じるか尋ねると、最も多い回答は「メリットとデメリットが半分半分だと思う」(55.5%)だった。38.0%は「メリットが多い」と答えているが、前年より7.8pt減っている。
「メリットの方が多い」と回答した人は、「時間配分に気を付け、効率性を重視して動くこと」の必要性を感じており、「デメリットの方が多い」人は「(将来を決める重要なことなので)多くの時間や(リソース)をかけて決めること」の必要性を感じていることがわかった。