長澤まさみが主演を務め、藤井道人監督がメガホンをとるNetflix映画『パレード』(2月29日より世界独占配信)の場面写真10点が17日、公開された。

  • Netflix映画『パレード』場面写真公開

藤井道人監督が、大ヒットを記録した『余命10年』、『最後まで行く』に続く新作として、日本映画を代表するキャスト・スタッフと共に創り上げた新たなる『パレード』は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。

瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった一人息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会い、自分が亡くなったと知る。未練を残してこの世を去ったため、まだ“その先”に行けないのだと……。彼らもまた、様々な理由からこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく。

このたび、先日公開された予告映像の美しさも話題となった、本作の世界観が贅沢に切り取られた場面写真10点が一挙公開された。

一人息子を残して突然命を落としてしまった主人公・元報道フロアのリポーターの美奈子(長澤まさみ)が行きついた“想いを残した者たちが集う場所”で出会った人々の、切なげでどこか暖かさも感じられるカットの数々。絶望すら感じさせる表情で佇む美奈子、何かを懐かしむ元小説家のアキラ(坂口健太郎)、屈強な肉体に鮮やかな入れ墨が施されている元ヤクザの勝利(横浜流星)、屋上で物憂げな表情を見せる元女子高校生のナナ(森七菜)、静かに読書をする元銀行員の田中(田中哲司)、この世界でも住人達の世話を焼く元スナックのママ・かおり(寺島しのぶ)、上機嫌な元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)など、この世界で変わらず日常を過ごす彼らの様子とともに、彼らがなぜこの地に留まるのか、その理由を想像せずにはいられないカットとなっている。

【編集部MEMO】
Netflix映画『パレード』の主題歌は、野田洋次郎(RADWIMPS)が書き下ろした「なみしぐさ」。“別れ”の先に待つ“再会”に目を向ける温かなメッセージがまっすぐに胸に響く歌詞が象徴的な主題歌「なみしぐさ」だけではなく、登場人物の心情にぴったりと寄り添うような劇伴も全て野田が手掛けている。