LIFULL HOME'Sは、「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」を2月14日に発表した。調査は2023年1月1日〜2023年12月31日の期間にLIFULL HOME'Sに掲載された賃貸物件のうち、実際の問合せ数から選ばれた「借りて住みたい街ランキング」(TOP200内)の駅が路線別に集計された。対象エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県。
はじめに、「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」の1位は「東京メトロ東西線」だった。東京メトロ東西線は「借りて住みたい街ランキング」でTOP200内に12駅がランクイン。
東京都中野区の「中野」から千葉県船橋市の「西船橋」までを結び、「大手町」「日本橋」など都心へのアクセスしやすいことから多くの通勤や通学客に利用されている。
2位には「都営大江戸線」(TOP200内ランクイン数:11駅)、3位には「東京メトロ丸ノ内線」(同8駅)、4位「東京メトロ日比谷線」(同7駅)、5位「都営浅草線」「東京メトロ半蔵門線」「東京メトロ副都心線」(各同6駅)が続いた。
また、「住みたい街が多い鉄道路線ランキング首都圏・地下鉄編」でTOP3にランクインした路線の住みたい街(駅)もランキング化。
「東京メトロ東西線」の住みたい街、第1位は「葛西」(借りて住みたい街ランキング首都圏版2位)だった。次いで、2位には「浦安」(同17位)、3位「中野」(同23位)、4位「西船橋」(同50位)、5位「門前仲町」(同66位)が続いた。
1位「葛西」は、オフィス街の「大手町」まで最短16分という好立地にありながら平均家賃は96,558円と10万円以下。新左近川親水公園や葛西臨海公園などの大きな公園を有し、保育園も多く、ファミリー層にも住みやすい街として知られているという。
2位「浦安」は、快速の停車駅で都心まで20分強というアクセスの良さが利点。3位「中野」は、東京メトロ東西線のほか、JR中央線快速やJR総武線が利用できる。
続いて、「都営大江戸線」の住みたい街は「両国」(借りて住みたい街ランキング首都圏版31位)が1位に。「両国」は「新宿」や「六本木」まで乗り換えなしの約25分でアクセスでき、徒歩でJR総武線への乗り換えも可能。
2位「東中野」(同41位)、3位「練馬」(同62位)、4位「門前仲町」(同66位)、5位「中野坂上」(同83位)がランクインした。
「東京メトロ丸ノ内線」の住みたい街は、「池袋」(借りて住みたい街ランキング首都圏版12位)がトップに。「池袋」は、丸ノ内線の始発駅で、東京メトロ副都心線や有楽町線など1日の乗員客数が45万人以上が利用するJRや私鉄が利用できる都内屈指のターミナル駅。コロナ禍前までは「住みたい街ランキング」でながらく首位をキープしていた。
以降、2位「荻窪」(同22位)、3位「中野坂上」(同83位)、4位「新高円寺」(同113位)、5位「新中野」(同132位)が続いた。