大井川鐵道は、新たな試みとして夜間に蒸気機関車が牽引するSL臨時快速を2月24日に1日限定で運転すると発表した。

  • 大井川鐵道がSL臨時快速を運転へ

1976(昭和51)年7月にSL急行「かわね路号」の運転を開始して以来、同社にとって初めてとなる停車型によるSL運転を実施し、この取組みを通じて付加価値を検証する。現在、SL急行「かわね路号」は新金谷~家山間をノンストップで運転しているが、今回は快速列車として運転され、複数の途中駅に初めて停車する。

「臨時快速81号」(新金谷駅17時45分発・家山駅18時19分着)、「臨時快速83号」(新金谷駅20時32分発・家山駅21時6分着)、「臨時快速82号」(家山駅18時53分発・新金谷駅19時29分発)、「臨時快速84号」(21時33分発・22時6分着)の上下各2本、計4本を運転。夜の川根路は家山方面に行くほど静かな環境になることから、「蒸気機関車の音、ガタンゴトンという列車の走行音がよく聞こえるようになるのでは」と同社はPRする。

  • 夜間運転中の客車内

乗車区間の運賃に加え、座席指定券として1乗車あたり1,000円(大人・こども同額)が必要だが、座席を指定しない場合も乗車区間の運賃のみで乗車できる。「川根温泉ゆる旅フリーパス」「川根温泉ふれあいの泉クーポン」など、有効なフリーきっぷや乗車券でも乗車可能。座席指定券は大井川鐵道公式サイト内のオンライン予約をはじめ、新金谷駅前「プラザロコ」内SLセンター等でも受け付けている。