テスラの新型車「サイバートラック」が日本に初上陸を果たした。テスラ初の電動ピックアップトラックはどんなクルマ? サブマシンガンで撃たれても車内にいれば安全? 加速はポルシェよりも速い? いろいろなうわさを聞くが実際はどうなのか、実物を見てきた。
サイバートラックが日本全国を巡回?
サイバートラック(Cybertruck)はテスラ初のピックアップトラック。このクルマは「トラックよりも実用的で、スポーツカーよりも速い」というのが同社の説明だ。米国では2023年12月に納車が始まっている。価格は「RWD」(後輪駆動モデル)が6.099万ドル、「AWD」(全輪駆動モデル)が7.999万ドル、最上位モデル「サイバービースト」が9.999万ドルだ。
RWD | AWD | サイバービースト | |
航続距離(推定) | 402km | 547km | 515km |
ゼロヒャク加速 | 6.7秒 | 4.3秒 | 2.7秒 |
牽引 | 3,402kg | 4,990kg | 4,990kg |
重量 | 2025年に詳細を公開 | 2,995kg | 3,104kg |
収納 | 2025年に詳細を公開 | 3,423.5L | 3,423.5L |
ホイール | 2025年に詳細を公開 | 20インチ | 20インチ |
ステンレス鋼の外骨格ボディとアーマーガラスに覆われた車体の耐久性は折り紙付き。「サブマシンガン」を使った「耐久試験」では1発の銃弾も車体を貫通しなかったという。アーマーガラスは112km/hの野球ボールや直径2.5cm~5cmの雹(ひょう)の衝撃にも耐えられるそうだ。
加速性能は「ポルシェ911よりも速い」という触れ込み。サイバートラックは見た通り巨大なクルマだが、停止状態から100km/hに達するまでの時間(ゼロヒャク加速)はわずか2.7秒(最上位グレード「サイバービースト」の場合)だ。ちなみに911の「Carrera 4 GTS」は3.3秒となっている。
テスラでは米国でのサイバートラック発売を記念し、日本で同モデルの全国展示ツアーを実施するとのこと。2月16日~2月25日までの10日間はチームラボプラネッツ TOKYO DMM(東京都江東区)、その後は関東、東海、関西、九州で開催する予定だ。