俳優の赤楚衛二が、4月11日スタートのフジテレビ系ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(毎週木曜22:00~)に主演することが16日、明らかになった。
赤楚が演じるのは、日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗。父親との仲たがいをきっかけに、医師にはならず、出版社で週刊誌の記者として働いていた。日々、仕事に追われながらも、プライベートでは順調に交際が進んでいた恋人へプロポーズをしようとしていた。だが、プロポーズ直前、父親が事件に巻き込まれたと聞き、疎遠になっていた「天堂記念病院」へ足を運ぶことになる。そして、その事件をきっかけに、父親の真意を知った海斗は、過去に父親と交わした大切な約束を思い出す。
一方、父親が残した「天堂記念病院」にはさまざまな問題が隠されており、理事長の座を狙って権力争いも起きようとしていた。海斗は“欲望”の塊で食い尽くされた「天堂記念病院」から、父親が築き上げてきた大切なモノを取り返すため、愛する人を守るため、巨大病院の権力争いと闘うことを決意するが…。
今作は、伊東忍氏、中村允俊氏、奥村徹也氏によるオリジナル脚本で、制作はコンテンツスタジオのstoryboardが担当。企画は、『好きな人がいること』(16年、フジテレビ系)、『刑事ゆがみ』(17年、同)、『グッド・ドクター』(18年、同)、『30までにとうるさくて』(22年、ABEMA)、『教祖のムスメ』(22年、MBS)などを担当した藤野良太氏。演出は、『好きな人がいること』、『ザ・トラベルナース』(22年、テレビ朝日系)、『夕暮れに、手をつなぐ』(23年、TBS系)、『ゆりあ先生の赤い糸』(23年、テレビ朝日系)などを手がけた金井紘氏。
プロデューサーは、『僕たちの校内放送』(23年8月、フジテレビ)でプロデューサーデビューし、今作がGP帯初プロデュースとなる足立遼太朗氏が務める。
コメントは、以下の通り。
■赤楚衛二
――本作の出演オファーを受けた時の感想は?
「木曜劇場の枠は、以前一度『SUPER RICH』で出演させて頂きましたが、またこうして呼んで頂けてうれしいです。また、この作品は復讐劇になりますが、見るのも演じるのもすごく好きなので、そう言った意味でも今回の出演を頂けて本当にうれしかったです。そして、フジテレビさんの連ドラの主演は初めてですが、皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、仲良く、楽しく撮影ができればな、と思っています」
――台本を読まれて、作品全体の印象は?
「展開がとにかく早くて、読み進む手が止まらなかったです。本当に面白かったです。毎話、最後の最後で“え!”っていう展開が続くので、見て頂ける方には飽きさせない作品になっていると思います」
――ご自身の役(天堂海斗)について
「父親との確執がありつつも、それなりの幸せを手に入れて、普通に生きている男の子です。でも、ちょっとクレバーな所もあると思います。人との距離感や見方など…どう動けばいいのか、割と俯瞰(ふかん)で見えているキャラクターなのかな、と思っています」
――役作りで意識している点はありますか?
「すごく難しいのですが、海斗は物語が進むにつれ、さまざまな変化が起きます。先の台本まで読みましたが、あまり先のことは意識しすぎず、今、その瞬間、どういうことが起こっているのか、ということを感じながらお芝居をしたいと思っています。また、海斗の変化に合わせて、まずは体系やビジュアル的なところを意識して変えていこうと思っています」
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージ
「この作品は、復讐劇だけでなく、恋愛要素やサスペンス要素もあり、さまざまなジャンルが混じっている作品です。その中で特に、“人の醜さ”や“欲望”にフォーカスを当てている作品なので、そこをあらわにした人間が、その後、どう変わっていくのか…ここがポイントになってくると思います。是非、皆さんには誰もが持つ“欲望”が芽生えた時、人はどう変わっていくのか?その過程を見守って頂けたらな、と思います。そして、次から次へと降りかかる展開にドキドキしながら楽しんで頂きたいです。僕もビジュアルをはじめ、いろいろな意味で変化していく海斗を全力で演じ切りたいと思っていますので、是非、ご覧下さい!」
■プロデュース:足立遼太朗氏(フジテレビドラマ・映画制作部)
「“権力闘争”なんてものとはほど遠い人生を送ってきた主人公・天堂海斗。温厚な海斗の中に眠った怪物のような野心と復讐心を目覚めさせたのは、ある因縁の男の再来だった…?人は野心に目覚めたらどうなるのか、権力を手にするとどうなるのか。そんな人間の内面をリアルに、深く描いていきます。そして今作1番の見どころと言っても過言ではないのが、権力闘争と復讐の中で欲望が徐々にむき出しになっていく主人公・海斗を演じて頂く赤楚衛二さん。これまで演じてこられた役柄とは全く違った、今までに見たことがない赤楚さんを見られるドラマになっています!!!皆さん、ぜひお楽しみに!」
【編集部MEMO】
企画の藤野良太氏と演出の金井紘氏は、2006年にフジテレビ同期入社。2人とも2019年に退社後、同局のドラマを手がけるのは今回が初めてとなる。
(C)フジテレビ