メルカリで商品の購入や販売を行う際、値下げ交渉を行うことがあります。メルカリでは値下げ交渉をすることで商品を安く売買できますが、切り出し方や断り方に迷う方もいるでしょう。
本記事では、メルカリの値下げ交渉に関する例文を、購入者側/出品者側別に紹介します。購入者側では値下げしてくれたら即決する場合、値下げ交渉が成功したときなど、出品者側では値下げに応じる場合、断り方、値下げ可能な金額を提示する場合などに分けてそれぞれまとめています。さらに、値下げ交渉のコツも解説します。
メルカリの値下げ交渉で使える例文【購入者側】
メルカリで値下げ交渉をする際は、いくつかの例文を用意しておくと便利です。値下げは交渉のやり方次第で相手が応じてくれる可能性が高まります。そのため、相手が値下げに応じやすい例文を用意しておきましょう。
ここでは購入者側の立場から、値下げ交渉をする際の例文をパターン別に紹介します。
基本の値下げ交渉の例文
はじめまして。こちらの商品の購入を検討しているのですが、○○円に値下げしていただくことは可能でしょうか? ご検討よろしくお願いいたします。
値下げ交渉をする際は、まず挨拶をし、購入を検討していることを伝えます。次に常識的な値段を提示し、お願いの言葉を添えて送りましょう。
値下げしてくれたら即決する場合の例文
はじめまして。こちらの商品の購入を検討しています。○○円に値下げしていただくことは可能でしょうか?
値下げしていただけましたら、即決いたします。ご検討よろしくお願いいたします。
値下げ交渉をする際に、即決することをアピールする方法もあります。即決することを伝えることで出品者に「買ってくれるなら値下げしてもいいかな」と思わせることができるでしょう。
値下げ交渉が成功したときの例文
値下げしていただきありがとうございます。こちらの金額で購入させていただきますので、よろしくお願いいたします。
値下げ交渉が成功したときは、相手に感謝の気持ちを伝えましょう。実際に値下げがされたら、できるだけ早めに商品を購入するのがマナーです。例えば1日以上時間を空けてからの購入は、相手に不快感を与える可能性が高いです。
他の人に横取りされる可能性もあるため、できるだけスピーディーに行動しましょう。
値下げ交渉に失敗したときの例文
わかりました、今回は見送ります。ご検討ありがとうございました。
わかりました。ではそのままの値段で購入させていただきます。ご検討ありがとうございました。
値下げ交渉に失敗した場合は、そのまま商品をあきらめるか、そのまま購入するかです。あきらめる場合は、検討してくれたことに感謝を伝えましょう。
そのままの値段で購入する場合も、検討してくれたことに感謝を伝え、購入する意思を伝えてください。
メルカリで値下げ交渉されたときの対処法と返答の例文【出品者側】
次に、自分がメルカリに出品している商品に対して値下げ交渉された場合は、どのような対応が適切かを見ていきましょう。値下げ交渉の応じ方は、購入者側の対応によっても異なります。相手のコメント次第で対応方法を変えましょう。
値下げに応じる場合とその例文
コメントありがとうございます。それでは○○円でお取引させていただきます。ただいま金額を変更いたしますので、ご購入手続きをよろしくお願いいたします。
値下げ交渉に応じる場合は、相手の希望金額に値段を変更しましょう。変更後に購入してもらうように伝えると丁寧です。
値下げに応じない場合とその例文(断り方)
申し訳ありませんが、(出品したばかりですので、)現時点での値下げは考えておりません。
値下げに応じない場合は、今は値下げの意思がないことを伝えましょう。相手が非常識な値段を提示してくる場合もありますが、コメントを無視したり、返信せずにコメントを削除したりすると、相手に不快感を与えるため避けた方が無難です。
値下げ可能な金額を提示する場合とその例文
コメントありがとうございます。○○円までのお値下げはできませんが、送料込み(送料別)で△△円まででしたらお値引き可能です。ご検討よろしくお願いいたします。
購入者が提示した金額まで値下げはできないけれど、値下げ交渉に応じる場合は、値下げ可能な金額を提示しましょう。金額を提示する際、念のため送料を含む(含まない)金額であることを伝えることも、トラブルを防ぐために有効です。
また、金額を提示した際に相手が了承しなかった場合は、一連のコメントを削除しておくことをおすすめします。コメントは他のユーザーにも見えるので、コメントが残っているとその提示金額が基準となってしまうからです。
値下げ金額が提示されない場合とその例文
申し訳ありませんが、(出品したばかりですので、)現時点での値下げは考えておりません。
コメントありがとうございます。恐れ入りますが、希望の金額をご提示いただけますでしょうか。その上で検討いたします。
コメントありがとうございます。送料込み(送料別)で○○円まででしたらお値引き可能です。ご検討よろしくお願いいたします。
具体的な値段が提示されなかった場合は、丁寧に断る、相手に希望額を聞く、こちらから金額を提示するという方法があります。
なおこのままの値段でも買うつもりだけど、とりあえず値下げ交渉をしてみるという人もいるため、安易に安い金額を伝える必要はありません。
また、金額を提示した際に相手が了承しなかった場合は、一連のコメントを削除しておくことをおすすめします。コメントは他のユーザーにも見えるので、コメントが残っているとその提示金額が基準となってしまうからです。
メルカリで値下げ交渉をする際の注意点
メルカリで値下げ交渉をする際の、そもそもの注意点も把握しておきましょう。
値下げ交渉可能か確認する
値下げ交渉をする前に、その品物や相手が、値下げ交渉を受け付けているかを確認しましょう。値下げ交渉の可・不可は、商品ページや出品者のプロフィールに記載されている場合があります。
値下げ交渉不可と書かれている場合は、交渉しても値下げに応じてくれる可能性は低いです。
なおプロフィールに値下げ不可と記載されていても、商品ごとに交渉可能な場合もあるため、プロフィールと商品ページの両方を確認しましょう。
値下げ交渉に関する記載がない、あるいは交渉可の旨が記載されている場合は、交渉に応じてくれる可能性があります。
商品の相場をチェックする
値下げ交渉をする前に、商品の相場をチェックしましょう。メルカリ内で同じ商品を検索し、ある程度の相場を確認することで、提示されている金額が高いのか安いのかがわかります。
相場よりも高く出品されている場合は、値下げ交渉してみるとすぐに対応してくれるかもしれません。しかし、相場価格と同等や安く出品されている場合は、値下げ交渉しても応じてくれない可能性が高いです。
また、値下げ交渉中に他の人に買われてしまう可能性もあるため、相場以下の商品は即購入するのがおすすめです。
常識的な金額を提示する
メルカリで値下げ交渉をする際は、常識的な値段を提示するようにします。特に以下のような交渉は相手に失礼になるため、やめましょう。
- 出品価格の半額以下など、極端な値段を提示する
- 他の出品者の値段と同じ金額を要求する
- しつこく値下げをお願いする
- 値下げ交渉に応じたのに購入しない
値下げ交渉の際は、1000円の品物なら900円など、まずは出品価格の一割引き程度の値段を提示するのがおすすめです。出品者が応じやすい金額を提示することで、安く商品が購入できるかもしれません。
ただし当然ながら、一割引なら必ず値引きに応じてくれるというわけではないですし、値引きに応じないからと言って相手を悪く思うのは筋違いです。
なお値引き交渉をしておきながら、具体的な金額を提示しないのも、余計なやり取りが増えるため嫌がられがちです。
言葉遣いは丁寧に
値下げ交渉をきっかけに相手とトラブルになる場合もあるため、言葉遣いなどには特に気を配る必要があります。
また、値下げをして当然と言う態度、上から目線な態度にならないよう注意しましょう。
メルカリでの値下げ交渉は、相手の気持ちを考えて
メルカリで商品を購入する際、お得に商品を購入したい人は値下げ交渉をしてみましょう。ただし値下げ交渉をしたり受けたりする際は、購入者側も出品者側も、トラブルにならないように相手の気持ちをよく考えて対応する必要があります。
値下げ交渉にはいくつかのパターンがあるため、例文を用意しておくと適切な対応ができ、値下げ交渉がスムーズに行えるでしょう。希望額での取引を成功させるためには、相手とのやり取りを円滑に行うことが重要です。