一般社団法人 Blue Commons Japanは、3月23日、道南エリアの教育関係者を対象にしたシンポジウム「はこだて海洋教育推進会議」を金森赤レンガ倉庫内「金森ホール」で開催する。同イベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環とのこと。

近年、教育現場では、ものごとを主体的に考える子どもを育成する手段として、「横断的・総合的な学習や探究的な学習」が求められている。その点で、「海」は最適なテーマになり得るという。環境問題、気象学、生物学、漁業、水産、造船、海運、地理学などあらゆる切り口があり、それらが密接につながり合っているからだ。三方を海に囲まれた函館、そして海と深く関わりあいながら発展してきた道南地域においては、まさに絶好の学習テーマであると同団体は考えている。

今回のシンポジウムでは、道南地域でのさまざまな海洋教育の実践事例を紹介するほか、海洋教育への助成制度とそれを活用した好事例などを紹介。このイベントが教育現場に「海についての学び」を取り入れる一助となり、函館・道南に住む子どもたちが地域への愛着を持つと共に、社会課題の解決や自己の生き方を考えるための資質・能力を育むきっかけになることを願っているという。

日時は3月23日11時00分~12時30分(受付 10時30分~)、会場は金森赤レンガ倉庫内 金森ホール(函館市末広町14-12)。参加方法は3月10日17時までに専用フォームにて申し込みのこと。海洋教育に関心を持つ教育関係者や自治体関係者の方はもちろん、海と人とのかかわりに関心を持つ方なら誰でも参加可能だ。