不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は1月31日、「2024年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 住みたい街ランキング」を公開し、メディア向け発表会を開催しました。
住みたい街ランキングについては「いま、みんなが本気で住みたい街は? 賃貸編は「本厚木」が4年連続で1位!【 LIFULL HOME'Sが2024ランキングを発表】」で紹介しましたが、本記事では発表会の後半、不動産のプロをゲストに迎えて解説された「注目の街」についてお伝えします。プロ目線で注目されている街とは一体どこなのでしょう……?
■リニア新駅開業に伴う再開発に期待がかかる「橋本」
プロが注目する街として「橋本」を紹介したのは、落合不動産 代表取締役の落合健さん。
橋本駅はJR横浜線・相模線、都営新宿線の3路線が乗り入れるターミナル駅で、新宿まで約40分、横浜まで約50分でアクセス可能となっています。都営新宿線を利用する場合、橋本駅は始発駅にあたるので、座ってゆったりと通勤することができるといいます。
一方、町田駅経由でロマンスカーに乗車すると箱根湯本まで約90分でアクセスできるほか、相模線を利用すれば茅ヶ崎まで約60分という立地で、温泉や海などオフタイムを満喫するにもおすすめなのだといいます。
さらに2027年にはリニア新駅が開業予定となっており、駅周辺の再開発機運が高まっている点も注目ポイントなのだとか。また、橋本駅のある相模原市は、日曜や祝日に仕事などやむを得ない理由がなくても子どもを預け入れる保育施設を新たに整備する方針を固めており、4月には橋本駅周辺の既存保育施設において受け入れが始まる予定とのことで、子育て世帯の暮らしやすさにおいても一歩リードしています。
■住みやすさ・都内へのアクセス・賃料のバランスが絶妙な「浦安」
続いて、プロが注目する街として「浦安」を紹介したのは、明和地所 代表取締役の今泉向爾さん。
浦安市は千葉県で最も小さい市町村でありながら物件数が集中し、約2万6千戸の分譲マンションが建つので、範囲内で物件を探しやすい点がポイントだといいます。さらに物件の平均面積は"100平米前後"だといい、広い部屋が多く存在しているそうです。交通利便性も良好で、30~40分ほどで都心にアクセスできるという魅力も。
また、町全体もゆとりのある空間になっており、道幅の広さが特徴のひとつだと今泉さんは話します。例えば、浦安市内の「シンボルロード」という道は、道幅が50mあり、両サイドに歩道が10mずつ設けられているのだとか。自転車の通行量も多いそうですが、それだけの道幅なのでベビーカーを押して通行する際でも接触の可能性が低く、交通事故の危険性の低さもあることから、子育て世帯におすすめだといいます。
暮らしやすさがありながら都心に比べると賃料が抑えられるといった"コスパの良さ"から、特にファミリー層におすすめな街なのだとか。
■プロ目線の"注目ポイント"に、住まい探しの貴重なヒントが
発表会ではこのほか、東京の「北綾瀬」、千葉の「八街」、埼玉の「蕨」も"注目の街"として紹介されました。再開発などに伴う「将来性」や、住んでみないと気が付きにくい「その街の魅力」に目を向けた、プロ目線のおすすめの街。今後の家探しの参考にしてみてはいかがでしょうか。
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