Team HOPEは2月6日、「猫の健康診断の日」(2月22日)にちなみ、犬と猫の家族(飼い主)に向けて実施した「ペットの健康管理に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2023年12月13日〜14日、412人(犬の家族206人、猫の家族206人)を対象に行われた。
まず、猫に定期的健康診断を受診させる人は39%。昨年から横這いとなっているが、調査開始の8年前に比べると15%も増加している。
また、猫の家族のうち93%が「ペットの健康寿命を延ばすことが大切」と考えている事も分かった。
健康診断で病気や異常が見つかった経験は、猫全体で24%、7歳以上では30%、7歳未満では19%。猫は特に泌尿器の病気や異常が見つかる事が多く、病気が見つかった場合の38%を占めているのも特徴となっている。
健康診断を受けている猫が受診している項目としては、問診が85%、触診が84%、視診が78%、血液検査が61%、聴診が55%。猫に特に多い腎疾患や泌尿器疾患、糖尿病等の発見に繋がる尿検査は、27%にとどまっているほか、肺や心臓、内臓の異常を診るのに役立つレントゲン検査は22%、腫瘍や心臓疾患の発見に繋がる超音波(エコー)検査は14%となっている。
尿検査、レントゲン検査を受診しない理由を聞いてみると、「獣医師からの勧めがなかったから」が58%、「この検査内容で十分と思ったので」が21%、「健康診断のコースに含まれていないので」「検査項目が増えると費用がかかるので」が13%であった。
猫が定期的な健康診断を受診したきっかけについては、「健康診断はペットにとって大切と思っていたから」が53%で最多となり、次に「動物病院ですすめられて」が33%が続いている。
健康診断についての考え方としては、45%が「お金がかかってもペットの健康のために健康診断を受けさせたい」と考えている事が分かった。2016年の33%よりも増加している。