SHEは2月9日、「副業」に関する調査結果を発表した。調査は1月17日〜24日、同社運営の女性向けキャリアスクール「SHElikes」を受講する副業経験者130名を対象に、インターネットで行わた。
副業を始めたきっかけを聞いたところ、「収入を増やしたかった」(74.6%)が圧倒的に多く、次いで「将来や今のキャリアへの不安や不満があった」(43.1%)、「本業以外にやりがいを見つけたかった」(42.3%)という結果に。本業に対する不満や、仕事や生活環境の変化による不安がきっかけになっている人が多いよう。
続けて、副業を始めたことによる収入の変化を教えてもらったところ、「月2万円未満の収入アップ」が51.5%、「月2万円以上〜5万円未満の収入アップ」が26.9%と、最初は少しずつ始められる方の割合が8割近くを占めた。
次に、副業で携わっている職種について聞いたところ、84.5%が「本業と異なる職種で副業を行っている」あるいは「本業と同じ職種・本業と異なる職種どちらも経験したことがある」と回答。多くの人が、副業を通して本業と異なる職種にチャレンジする傾向にあるよう。
副業の職種として多かったのは、「ライティング」(20.4%)、「WEBデザイン」(13.7%)、「SNS運用」(11.8%)で、副業による本業への影響について聞くと、「本業のスキルアップにつながった」(33.8%)や「本業へのモチベーションが上がった」(16.9%)、「副業が本業の転換につながった(キャリアチェンジにつながった)」(12.3%)など、本業へのメリットを感じたと回答した人は約6割にのぼった。
次に、副業準備期間について教えてもらったところ、「1ヶ月〜3ヶ月未満」(30.0%)が最も多く、次いで「1ヶ月未満」(26.2%)、「3ヶ月〜半年未満」(23.8%)と続き、全体の8割以上が、半年以内の準備期間で副業を開始していることが明らかに。
また、未経験から副業準備における課題を聞いたところ、「実績作り」が最多の65.4%。最初の仕事獲得が副業開始の懸案になっているよう。一方で、案件獲得の際に役立ったことを聞くと、「複数の職種スキルを身につけること」(50.8%)が半数を占めトップに。そのほか、SNSの活用、仲間作り、副業実践仲間・先輩との交流も重要だと感じている人が多いことがわかった。
※SHE株式会社 調べ