年末年始に久しぶりに蟹を食べたけど、改めて食べてみるとめっちゃウマいな。
もちろん、寿司屋や飲み屋でちょいちょい食べてるはずなんだけど、「蟹をメインで」ってなると、なかなかそういう機会もなかったり……。
脳内で蟹のウマさが尾を引く中、なんと華屋与兵衛で「本ずわい蟹フェア」をやっていることを発見! これは絶対、行くしかねェー!!!!
という流れで、さっそく行ってきたのでその詳細をお届けしたい。
▼最後の一滴までウマい!「本ずわい蟹といくらの海幸丼」
はじめに、和食チェーン華屋与兵衛で現在展開されている「本ずわい蟹フェア」の詳細を見てみよう。
まずは今回のフェアの看板メニューの一角だと思われる「本ずわい蟹といくらの海幸丼」(2,189円)。豪華海鮮9種のなかに本ずわい蟹も含まれているようで、メニュー表では立派な蟹の爪が高らかに添えられているのが確認できる。メニュー名に「いくら」が入っていることからして、結構な量のいくらが使われている可能性もある。
海幸丼と双璧をなすのが「本ずわい蟹の季節天丼」(1,529円)だろう。蟹爪天の他にも海老天、いか天といった海鮮キャラが肩を並べているらしい。間違いなく、こいつも手強い。
「本ずわい蟹の鍋焼きうどん」(1,529円)なんていうのもある。しかも蟹みそが付いているだと……!? 演出がいちいちニクイねぇ。
さらに「蟹クリームコロッケとひれかつ御膳」(1,529円)。なるほど、蟹クリームコロッケという手段があったか。こちらもタルタルソースの他に蟹みそも付いてくるらしい。商品開発者たち、マジでやりおる。相当抜け目がない軍師キャラだな。
まぁ、ざっとこんな感じか。さて、どれにしようかな……んっ!?
おいおい、さっきまで見ていたメニュー表とは別のところ、釜めしメニューの並びに「本ずわい蟹といくらの釜めし」(2,079円)なんてのもあるじゃないか。オレでなきゃ見逃しちゃうね。これも超ウマそう……!
役者揃いの中で、最終的に出した答えが……コレだ!
そう、「本ずわい蟹といくらの海幸丼」! どれも捨てがたかったけど、とりあえずコレっしょ!
うぉぉお~、イカつい! 本ずわい蟹の爪、デカくてゴッツい!
しかも、本ずわい蟹のほぐし身まで乗っかってんじゃん! いいねいいね~。
海鮮のボリュームもスゴい。横からみるとこんな感じ。この深めの丼から余裕ではみ出してる。
しかも事前の予想どおり……
360度、どこを見回してもいくらが入ってる! めっちゃ豪華じゃん……!
こうして眺めているだけでも眼福なんだけど、そろそろ舌と胃の方も幸せにしてやろう。
しゃもじでいい感じにすくって……
茶碗のほうに移動。最後に特製だれをかけて完成! いただきます!
ぐっ、うううううううううんんんんまッッッ!!!! ウッッッマーーーーーーい!!!!!!
天然まぐろ、まぐろたたき、いくら、とびっこ、海老、サーモン、貝柱、いか……と、使われている具材がバラエティに富んでいて、それぞれの旨味が完全に融合し、めちゃくちゃウマい!めちゃくちゃウマいんだけど、本ずわい蟹の旨味もしっかりわかる! こんなに個性派揃いの丼だというのに、今回の主演である本ずわい蟹の存在感が一際輝いている! どういうこと!?
そもそも本ずわい蟹は、蟹の中でも身は柔らかく繊維が繊細で、ふくよかな甘みと濃厚な旨みがあるのが特徴だとされている。よって、調味料がなくても濃厚な味が楽しめると言われているが……こうしていろんな海鮮と一緒に食べてもまったく存在感が埋もれない。これはウマい! "蟹を食べたかった欲"が早くも満たされていくのを感じる。
当然、いくらの存在も忘れてはいけない。ふんだんに散りばめられたいくらもやはり存在感が半端ではなく、その身が口の中でぷちぷち弾けるたびに旨味が爆発。連打で多幸感を与えてくれる。
あまりもったいつけるのもいかがなものかと思い、早くも本ずわい蟹の爪をピックアップ。勢いよくかぶりついてみると……これこれ! 身はボリューミーで食べごたえがあり、旨味がぎっしり!
蟹に対してこんな表現もおかしいかもしれないが、身がしっかり詰まっているためか、爪の繊維がそうなっているのか、なんかこうすごく"シャキシャキ感"もあるように思うんだよね。あ~、ウマい。こんな美味しい爪、一杯の蟹から2本しか取れないんじゃないの(そりゃそうだ)。
華屋与兵衛が定期的に出す「◯◯の海幸丼」系は、いろんな食べ方ができるのもポイントで、例えば薬味で味変して食べてみたり……
締めは「絶品黄金だし」をかけてお茶漬け風にしてみたり……
完成。
このお茶漬けがまた意味不明なほどウマい! 「絶品黄金だし」の風味がとにかく深くて濃い。何からどうやって出汁をとれば、こんなに濃厚な出汁が取れるのか。しかも、この出汁に本ずわい蟹やその他の海鮮の旨味がさらに溶け込むので、もうひとくちひとくちがデンジャラスなウマさとなっている。最後の一滴までウマい。っていうか、最後の一滴が一番ウマいかもしれない。
この本ずわい蟹フェアは2月8日に始まったばかり。さっそく近くの華屋与兵衛で味わってみてほしい!