女優の奈緒が2月10日に29歳の誕生日を迎え、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『春になったら』(毎週月曜22:00~)の撮影現場でサプライズの祝福を受けた。
■奈緒×木梨憲武W主演ドラマ『春になったら』
今作は、『HERO』(フジテレビ系)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル作品で、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳(奈緒)と“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描く。
■奈緒の誕生日をサプライズで祝福
奈緒の誕生日サプライズは、撮影の休憩時間、帽子に大きなリボンをつけた木梨が2人の仲むつまじい写真があしらわれたバースデーケーキを持って登場したところからスタート。「(誕生日サプライズなんて)全く予想もしていなくて……」と驚く奈緒に、全員から盛大な拍手が送られ、現場はアットホームな空気に包まれた。また、木梨から特別なプレゼントが贈られたほか、『春になったら』一同からは、松本監督直筆のイラストが描かれたトートバック・水筒や、奈緒&木梨のアクリルスタンド、そしてキャスト・スタッフ全員からのメッセージが書かれた色紙が贈られ、奈緒は「29歳最後の1日を皆さんと過ごせることがめちゃくちゃ幸せです」と笑顔でコメントした。
■第5話では、龍之介(石塚陸翔)が家出
今夜放送の第5話では、雅彦(木梨憲武)から自分の葬式を仕切ってほしいと頼まれ、瞳の様子を心配する岸(深澤辰哉)が、コンビニで偶然一馬(濱田岳)に遭遇し、「言いたいことがあるんです」と声をかける。岸が「本当に瞳を幸せにする気はありますか」と、正直な自分の思いをぶつける様子は必見だ。そんな一馬は学習塾の正社員として雇ってもらえることになり、芸人を辞める決断をしていた。生きがいであり大好きな芸人という職業を辞めてでも、瞳(奈緒)との結婚を優先した一馬に、瞳は釈然とせず、龍之介(石塚陸翔)は「さがさないでください」という置き手紙を残して姿を消す。
龍之介を演じる石塚は、その家出について「パパの様子を見て龍之介なりに考えた行動です。どんなことを感じて、どんなふうに思ったのかを見てもらえたらうれしいです」と呼びかけ、役作りについて「龍之介は大人っぽい子で、難しい言葉を使うので、意味を理解してセリフを言うようにしています」とコメント。そして現場の雰囲気を「奈緒さんも木梨さんも濱田さんもみんな優しくて、会えるのが毎回楽しみです。撮影も笑っちゃうことが多く、アドリブもたくさんで、もっともっと撮影していたいなぁーといつも思っています!」と語った。
【編集部MEMO】第5話あらすじ
瞳(奈緒)の計らいで再び岸(深澤辰哉)と会った雅彦(木梨憲武)は、葬儀会社に勤める岸に、自分の葬式を仕切ってほしいと頼む。岸は、自分の余命をあっけらかんと話す雅彦の頼みに戸惑いを隠せず、瞳もまた、葬式のことなど想像したくないと怒りだす。しかし、そんな2人をよそに、雅彦はあらかじめ決めたプランで最後は明るく見送られたいと話し、瞳にも現実から目をそらさないよう言い聞かせる。そして、自分が望む最高の葬式プランを考えるべく、阿波野(光石研)からすすめられた『人生ノート』を書き始めて……。その頃、学習塾の講師として働き始めた一馬(濱田岳)は、持ち前の頭脳とトーク力を生かした授業が好評で、正社員としての雇用が決まる。経済的に安定し、これで雅彦にも瞳との結婚を認めてもらえるはずだと喜ぶ一馬だが、それはすなわち、正式に芸人をやめるということ。話を聞いた瞳は、余命わずかな雅彦に娘の花嫁姿を見せたいという一馬のやさしさを理解しつつも、結婚の保留を望む自分の気持ちを置き去りにされたことで、モヤモヤした気持ちが募る。さらに、一馬が芸人をやめたと知った雅彦からも思わぬ反応が返ってきて、以前とは何もかもが様変わりした今の状況に、気持ちが追いつかない。一方で、一馬の決断は、気づかないうちに龍之介(石塚陸翔)との親子関係にも暗い影を落とし――。