お笑いコンビ・博多華丸・大吉が10日、福岡PayPayドームでお笑いイベント「博多華丸・大吉 presents 華大どんたく supportedバイ 洋服の青山」を開催。明石家さんまもサプライズ出演し、3万4000人超の観客を喜ばせた。
「華大どんたく」は、コンビ結成33周年を迎えた博多華丸・大吉が、地元・福岡と、芸能生活を支えてくれたすべての人々への愛を込め、33年間で培った人脈をフルに生かした、“愛と人脈の総力戦”となる大型イベント。PayPayドーム初のお笑いイベントで、博多華丸・大吉をはじめ、中川家、ナインティナイン、フットボールアワー、千鳥、かまいたちら48組80人のお笑い芸人がネタステージやさまざまな企画ステージで笑いを届けた。
「どんたく大運動会」の冒頭では明石家さんまがサプライズ登場し、会場はどよめき。「よ~い、スカートめくっちゃいや~ん」などと岡村隆史を巻き込んだボケを連発したり、芸人たちをいじったり、圧巻のトークで観客を爆笑させた。大吉は「ダメ元で頼んだところまさか来てくれることになりました」と説明。「この方に(開会宣言を)やっていただけるのは本当に光栄です」と感謝していた。
イベントのエンディングでは、博多華丸・大吉をはじめ、出演芸人が集結し、「明日があるさ」を大合唱。最後は、博多華丸・大吉による“博多手一本”で約9時間半に及ぶイベントを締めくくった。
終演後、取材に応じた博多華丸・大吉。華丸は「無事に怪我なくやり遂げられてほっとしています」と心境を述べ、大吉は「ネタから大喜利から運動会から、すべての景色が忘れられない。改めてすごい会社だなと思いました。トップバッターから最後まで、こんなにタレントさんがそろっていて、実はまだ来ていない人がたくさんいるというのが恐ろしい。改めて愛社精神というか、この会社にいてよかったなと思いました」と語った。
また、大吉はさんまのサプライズ出演について「福岡ドームというお話だったので、僕らより下の世代の芸人さんで埋まると思えなかった。『やるからには総力戦でやりたいです』というお話をして、『さんまさんにも声をかけていいですか? さんまさんに来てもらわないとチケット売れないと思います』と。最初はそうでした。ぶっちゃけチケットがすぐ売れちゃったんで、さんまさんを隠した。第2弾、第3弾でさんまさんの名前を出すということになっていた」と経緯を説明。
さらに、「さんま師匠が、大阪の舞台がもともと入っていたのを強引に、さんまさんにしか動かせないぐらいの力でスケジュールを空けてくれたと聞いていますので、本当に感謝していますし、なかなか生のさんまさんは見る機会ないと思うので、集まってくれたお客さんは喜んでくれたと思います」と語った。
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