フジテレビの宮司愛海アナウンサーが3日、オーディオストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』を配信。ラッパー・Awichの楽曲を聴き、号泣した出来事を明かした。

初めて聴いたときに涙が止まらなかった曲

宮司愛海アナウンサー

音楽好きで、なかでもヒップホップが大好きだという宮司アナは、「Awichさんが本当に好きで。昨年のアルバムだと、最後の『Wait For Me』っていう曲がめちゃめちゃ好きですね」と紹介。アメリカ人の夫と死別したAwichについて、「銃で撃たれて、旦那さんが亡くなっていて。それについて書いた曲がいっぱいあるんです」と話し、「『Wait For Me』も、亡くなった旦那さんとの間に生まれたToyomiちゃんに向けて書いた曲で。すごく泣けるんですよね。私、初めて聴いたときに涙が止まんなくて……。とってもいい曲なんです」と語った。

続けて、「最近は、“女性は強くあろう”みたいな。ビヨンセ的な曲が結構多いんですけど。そういう曲も好きだし、自分の生い立ちについて語ってる曲がすごく好きです」と話した宮司アナ。Awichを好きになったきっかけは、亡き夫や長女への思いをつづった楽曲『Ashes』だと言い、「4年ぐらい前に初めて聴いて。和訳を読みながら、ミュージックビデオを観たときに、過呼吸になるぐらい泣いちゃって……」と告白。「こんなつらい経験をして悲しいはずなのに、娘さんに愛をもって向き合って。なんて強くて美しい女性なんだろうって」と熱弁した。

また、「初めてその曲を聴いた時期ぐらいに、母親ががんだとわかった」と明かした宮司アナは、同曲について、「死との向き合い方みたいな。肉体とか物理的にはこの世の中からいなくなっても、心の中には残るし、娘にそれを受け継いでいくみたいな。そういう命のバトンの受け継ぎ方みたいなのを見て、はぁ~って。母親も末期のがんだったから、“私もこうやって向き合えたら、なんていいんだろう”って、ちょっと勇気をもらった」と回顧。最後は、「そこからAwichさんを心酔しております。私のメンター的な部分もありますね」と打ち明けていた。

【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。