華やかなモーターショーイベントでは、事前の話題もあってメーカー系の新型車に注目が集まる。大阪モビリティショー2023は東京に次ぐ開催のせいか、さらなる話題を求めてカスタム系の出展をボリュームアップ! メーカー系はもちろん、最新のカスタムシーンも楽しむことができた。とはいえ、実際に足を運ぶと多彩な出展をすべてチェックするのは大変。ここでは見逃しそうなネタをピックアップしてお届けしよう。
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■クルマに追加するオートキャンプの最終兵器。ルーフトップテントで宿泊機能が大充実!
Skycamp3.0シリーズ
ハードシェル拡張ルーフトップテントとして、世界に認められる人気モデル。1分でセットアップし、大人4人が寝られる便利さは秀逸。セダンにも搭載できる小型の2人用モデルもある。
BDVシリーズ
2023年1月に登場した1~2人用モデル。完成品だけでなく、自分で組み立てるキットも販売される。設営はSkycampシリーズと同じく、ダンパー付きで素早く展開可能だ。
アウトドアブームの影響もあり、車中泊できるキャンピングカーの需要が高まっている。主流はハイエースなどのワンボックスカーだが、普段乗るにはセダンやSUVがいいという人も多い。家族が多いとキャンピングカー1台では間に合わない場合もあるだろう。
そこで便利なのが、キャリア感覚で追加できるルーフトップテント。エムクライムが輸入・販売する「iKamper」はコンパクトなシェルが特徴で、既存の愛車に追加するだけでオートキャンプ仕様に変身! クルマを乗り換えても使えるので、長期的に見ても有益なアウトドアアイテムといえるだろう。
■問い合わせ先
エムクライム IKAMPER JAPAN事業部
TEL:0794-73-8000
■コンプリートカーでGETできる日本製の新しき良きアメリカン
Havana
1.2L ガソリン/2WD:398万円~
1.0L ガソリンターボ/4WD:424万円~
カーオーディオブランドの「アルパイン」と、カーカスタムの老舗「ニューズ」がコラボして展開するのが「アルパインスタイル」という新形態のカーショップ。その中の車両販売部門にて、オリジナルの外装にカスタムされたコンプリートカーが話題になっている。
大阪モビリティショー2023では、その第2弾となる「Havana」を展示。トヨタのライズをベースにレトロなアメリカンテイストに仕上げたルックスは、現代のクルマでは味わえない所有感を満たしてくれる。
■問い合わせ先
アルパインスタイル
■声だけで案内するスマート音声ナビ「NP1」はドラレコやWi-Fiも備える優等生
NP1
価格:ベーシックプラン 6万5780円(通信・サービス利用料1年分付き)
※2年目以降の支払いは1万5840円/年
2022年から2023年にかけ、数々のアワードを受賞してきたのがパイオニアのスマート音声ナビ「NP1」。声だけで操作・案内することにより運転に集中することができ、必要とあれば専用アプリを介してスマホやApple CarPlay/Android Autoに対応した車載器にてナビ画面も表示できる。
前後2カメラのドラレコはクラウド保存にも対応する次世代通信型で、カメラ機能は音声認識で写真/動画撮影も可能。有料オプションサービスにはなるが「docomo in Car Connect」との契約で通信料を気にせず、定額で車内Wi-Fiも活用できる。
リアルタイムで現状が確認できるカーウォッチ機能は、スタンドアローンで稼働するカメラとして防犯対策にも役立ってくれそうだ。
■問い合わせ先
パイオニア
■高性能で定評のある「ブルーバッテリーcaos」がさらに性能アップ
ブルーバッテリーcaos
価格:オープンプライス
電子装備が多くなった最近のクルマでは、カーバッテリーの信頼性は命綱とも言える。これまで高性能バッテリー「ブルーバッテリーcaos」をリリースしてきたパナソニックは、2022年秋に同シリーズの2モデルをリニューアルしてさらに容量をアップ。アイドリングストップ車用は充電回復力、標準車用は高速充電性能を大幅に向上させ、メンテナンス性や信頼度も高められた。
以前の製品でも高評価だったバッテリーだけに、さらに進化するとは驚異的! その高性能と信頼度は日刊自動車新聞の用品大賞2023にて準グランプリという表彰を受けた。大阪モビリティショー2023の会場では静かに陳列されていただけだが、このトピックは多くのドライバーに嬉しいニュースといえるだろう。
■問い合わせ先
パナソニック カーエレクトロニクス
お客様ご相談センター:0570-200-872
https://panasonic.jp/car/battery
■カーセキュリティの老舗ブランドが作った送迎用バスの車内置き去り防止装置
ホーネット 車内置き去り防止安全装置 BS-700シリーズ
価格:9万8780円~
毎年のようにニュースで報じられる、送迎バスの車内置き去り事故。幼児が命を落とすという痛ましい結果が二度と起こらないよう、2022年12月20に国土交通省から『送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン』が発表され、防止装置の普及を後押しすることとなった。
これを受けて登場したのが、カーセキュリティでお馴染みの加藤電機からリリースされる「ホーネットBS-700シリーズ」だ。「ホーネット」といえばカーセキュリティの世界では古くから馴染みがあり、販売累計150万台を越えるメジャーブランド。そのノウハウを駆使して子供たちを見守ってくれるとは、これほど心強いことはないだろう。その優れた品質が評価され、日刊自動車新聞の用品大賞2023にて『安全・安心サポート部門』の受賞に輝いた。
■問い合わせ先
加藤電機
〈文=川島秀俊〉