映画『夜明けのすべて』(公開中)の公開記念舞台挨拶が10日に都内で行われ、松村北斗、上白石萌音、光石研、りょう、三宅唱監督が登壇した。

  • 松村北斗(SixTONES)

同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。

■松村北斗、上白石萌音からの感謝にまんざらでもない表情「いいんですよっ!」

同作の内容にちなみ、「日々の生活の中で心がけている思いやり」について聞かれた松村。「本当に自己満足なんですが、仕事現場ってたくさんの人数がいて、みんなで一斉に移動していくってことがある」と話し始める。「例えばちょっとした段差がある時に、後ろの人が会話に熱中していたら気づかないんじゃないかと思って、『おぁ』と(言って)、膝を曲げて沈むようにしてます」と、わざとつまずくふりをしていると壇上で再現しながら話した。

これには会場からも驚きの声が上がるが、松村は「普段グループでやっていて、他に5人いるので、誰にもケガしてほしくないということもありますし……」とメンバー愛からくる行動だということを明かしていた。

しかし、ここまで撮影・プロモーションをともにしてきた上白石は、松村のこの行動に気が付いていなかったそうで、「私が全然察知できていなかった……」と反省した様子。これに松村は「いや、シームレスですから僕は。気づかない間に潜在(意識)の中に入っていきますから」とフォローする。改めて「松村さんに感謝です。私が転ばないでいられるのも……」と上白石から感謝を伝えられると、「とんでもないです! いいんですよっ!」とまんざらでもない表情を見せていた。

また、松村は降壇時に階段を降りる際にも、しっかり“わざとつまずく”思いやりを披露。会場の笑いを誘っていた。

  • 降壇時にわざとつまずいて後ろの上白石萌音への思いやりを見せる松村北斗