女優の藤原紀香が、テレビ朝日系ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(毎週土曜23:30~)に出演することが明らかになった。今夜放送の第4話ラストから登場予定。

  • 藤原紀香=テレビ朝日提供

■『離婚しない男』見逃し配信が絶好調

大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。今年3月31日をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作となっている。

ABEMA・TVerをはじめとする第1話の見逃し配信は、テレビ朝日歴代全番組で最速の19日間で625万再生を突破(6,252,768再生 ビデオリサーチにて算出 期間1月21日-2月8日)。第2話も12日間で395万再生を突破(3,952,269再生 期間1月28日-2月8日)、そして第3話も配信から5日で240万再生に迫る記録(2,379,262再生 期間2月4日-2月8日)をたたき出し、第1~3話の再生数合計は1250万再生を突破している。

■藤原紀香、謎のはんなり美女役に

藤原が演じるのは、渉のマンションの隣に引っ越ししてくる謎多き美女・竹場ナオミ。綾香(篠田麻里子)との逢引きをより刺激的にするべく、渉の(伊藤淳史)マンションの隣室に引っ越してきたマサト(小池徹平)だが、なぜか早々に出て行ってしまう。その部屋に、間髪入れずに入居してくるのがナオミ。引っ越しの挨拶で渉と初対面を果たすが、上品な関西弁を話す「はんなりとした雰囲気」と相反し、その服装は胸もあらわな大胆なもので……渉も、そのオトナの魅力に翻弄されていく!?

そんなナオミを演じる藤原は、「鈴木おさむさんの、最後の地上波での脚本作ということで、ぜひともご一緒したいと思っていました。擬音語を巧みに用いた脚本は本当に見事でした。私も、笑いながら読ませていただきました(笑)」と語り、同じ事務所の後輩・篠田へ「ダーク・ヒロインぶりを私自身も観たいなと思っておりましたので、応援の気持ちもあり、お受けしました」とエールを送る。今回ナオミは関西弁を話す謎多き美女という設定だが、「プロデューサーさんや監督さんとお話しして、台本に書かれている部分から、肉付けしていく作業が楽しかったですし、実際にどんどん魅力的になっていったと思います」と明かし、「『やり切りました!』と言えるように、頑張って演じたいと思います!」とアピールした。

今夜の第4話では、本作のメインビジュアルでも使用され、原作本でも読者に大きなインパクトを残した、「自宅ソファの上で情事を始める綾香とマサトを、ソファの下に隠れた渉が撮影」する場面の全ぼうが明らかに。「体のバカ」「どこにキスしてほしい? 上か下か?」「スロウ? or クイック?」など、おさむワールド全開の刺激的なセリフが登場。渉は裕(佐藤大樹)からの指示で、手に持つ自撮り棒に付いたカメラを動かし……「ソファの上と下での壮絶な演技合戦」に注目だ。また、そこで渉の体がまたもや破損!? 追い打ちをかけるように、離婚弁護士・財田トキ子(水野美紀)が渉に豪快な平手打ちをくらわし、まさかのひと言を!? そして、マサトが自身の辛すぎる過去を回想し、ついに渉と対峙することに!? 小池の狂気の演技は必見だ。

■藤原紀香(竹場ナオミ役)コメント

鈴木おさむさんの最後の地上波での脚本作ということで、ぜひともご一緒したいと思っていました。また、同じ事務所である篠田麻里子ちゃんのダーク・ヒロインぶりを私自身も観たいなと思っておりましたので、応援の気持ちもあり、お受けしました。それにしても、さすがはおさむさん! 擬音語を巧みに用いた脚本は本当に見事でした。私も、笑いながら読ませていただきました(笑)。すごく良い機会をいただけましたね。

原作で描かれている竹場ナオミというキャラクターの、女性として未来に向かって成長していく姿に共感を覚えました。そして、実際に脚本を拝見して、作り様によってはすごく面白い役になるなと感じました。プロデューサーさんや監督さんとお話しして、台本に書かれている部分から、肉付けしていく作業が楽しかったですし、実際にどんどん魅力的になっていったと思います。その魅力が観てらっしゃる方に伝わればうれしいですね。

主演の伊藤淳史さんとは今回が初共演だったのですが、さすが俳優歴が長い方ですので、とてもやりやすくお芝居を紡ぐことができました。私は、リハーサルとは違う演技を本番ですることがあるのですが、それに対しても気持ちよく返していただいて、「一緒にシーンを作っている」とすごく感じられました。実際に、伊藤さんも楽しんでくれている感じがしたので(笑)、二人のシーンを楽しみにしていてください! そして、小池徹平くんとはデビュードラマからのご一緒させていただいていますので、あの小池くんがこのダークな役をどう演じるのか、本当にワクワクしています。

竹場ナオミは、はんなり(=上品、華やか)と現れるのですが、やがて嵐のように騒動を巻き起こします。演じ甲斐がありましたし、すごく面白い役になっていると思います。脚本にも原作にもない関西弁を用いて演じていますが、ナオミのかわいらしさが伝わればいいなと、思い切りやらせていただきました。「やり切りました!」と言えるように、頑張って演じたいと思います!

【編集部MEMO】第4話あらすじ
岡谷渉(伊藤淳史)の家のソファで禁断の情事を始めた妻の綾香(篠田麻里子)と不倫相手の司馬マサト(小池徹平)。渉は探偵・三砂裕(佐藤大樹)からの指示で、二人の不倫の証拠を収めるべく、ソファの下に隠れて自撮り棒の先に付けたカメラを伸ばして奮闘するも、なかなかうまく撮影できず……。渉のことを「愛していない」とマサトに告げる綾香の言葉を聞き、渉はソファの下でひっそりと涙するのだった。やがて、綾香とマサトが家を出た後、裕は渉を抱きしめ「がんばったな」とねぎらうも、渉は「もう限界だよ」と自暴自棄になり、走り去ってしまう。渉を追う裕だが、なんと二人の前に離婚弁護士・財田トキ子(水野美紀)が現れ、思いもよらない言葉を渉に投げかける。そんな中、綾香はマサトのある異変を目の当たりにすることに。