俳優の奥平大兼が、8日に都内で行われた映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日公開)の完成披露舞台挨拶に鈴鹿央士、小倉史也とともに登壇した。
同作は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。
■奥平大兼、映画『PLAY!』完成披露舞台挨拶に登場
イベントでは、海外出張のため欠席となった古厩智之監督からキャストそれぞれにメッセージが送られる。古厩監督は、鈴鹿のキャスティングについて「達郎はひねくれてる。人を人とも思ってない。そういう人が演じたら最悪だ。じゃあ、すごく華があって正反対の優しい鈴鹿くんがやったらどうなるだろう? と思い、お願いしました。ハマるだろうかと、ハラハラしていました」とコメント。これを聞いた鈴鹿は照れた表情を見せる。
今作で鈴鹿と一緒のシーンが多かったという奥平は「役者さんってそれぞれやり方が違うと思うんですけど、(央士くんは)僕と正反対と言っていいほど、お芝居のアプローチが違う方」と印象を明かす。「達郎を央士くんが演じてくれたことで、できることが本当に幅広くなった。それは央士くんにしかできないことだなと思います」と熱く語った。これに鈴鹿が「ありがとう……」としみじみと返すと、奥平も照れ臭そうに笑顔を見せていた。