◆ 「このキャンプのテーマは“競争”」
楽天の今江敏晃監督(40)が8日、この日で終了した沖縄・金武キャンプの第2クールを総括。同時に対外試合がスタートする第3クールの展望を語った。
新指揮官は「実戦形式の練習が入ってきて、選手たちはやることや考えることが増えてきた中で、しっかりとケアしながら終われてよかった」と第2クールを総括。「沖縄キャンプでこんなに晴れが続いてグラウンドでできることはない。ありがたい」と天候にも感謝した。
10日からの第3クールに関しては「練習試合が入ってくる。そこでまた、いろいろなことが見えてくると思う。私自身も監督としての仕事が増えてくるので、自分自身のことも含めチームのことを考えていきたい」と話した。
11日には初の対外試合となる日本ハムとの練習試合(名護)が予定されている。従来なら若手がスタメンに並ぶことが多いが、「いやいや逆に。そこは楽しみにしておいてください」とニヤリ。「このキャンプのテーマは“競争”。『頑張って、争ってやって行こうよ』と。そういう意味で練習試合の一発目というところで、だいたい若手選手が出るという感じがあると思うんですけど、今はまだメンバーは言えないが、メッセージ性を込めたスターティングメンバーにしようと思っています」と明かした。
今年は監督が変わり、投打ともに主力のコンバート案が進行中と変革期を迎えている楽天。2年連続Bクラスからの巻き返しへ、新監督の“メッセージ”に注目したい。
(取材・文=上村祐作)