◆ 「痛みがない状態で野球ができることがうれしい」
中日の梅津晃大投手(27)が7日、沖縄・北谷キャンプでフリー打撃投手を務めた。
打者相手の投球は今季初めてで、三好と細川を相手に計46球。球種を事前告知しての投球だったが、力強い真っ直ぐで詰まらせる場面が多く「7~8割くらいだったがバッター相手にしっかりとストライクゾーンに投げられた」と納得顔だった。
入団からケガに泣かされ続けてきた右腕。2022年3月にはトミー・ジョン手術を受け、昨年8月に一軍復帰した。完全復活を見据える新シーズンへ「手術をして体の痛みがない状態で野球ができることが、すごくうれしいし楽しいです。この気持ちを持ちながら、これからもやっていきたい」と誓った。
目指すは先発ローテ入り。「自分が投げられない間に活躍したり、成績を残した若手はいっぱいいる。しっかり負けない気持ちを持ってやっていきたい」とライバルを意識しつつ、「1年間通してケガなくプレーしたい思いが強い。今後は実戦に合わせて、少しずつ段階を踏んで上げていきたいです」と、慎重に復活ロードを歩む。
(取材・文=上村祐作)