ウォルト・ディズニー、フォックス(FOX)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の3社は、スポーツ動画を配信する新しいストリーミングサービスを、米国で2024年秋に提供開始する。価格などの詳細は、後日発表予定。

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ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネル「ESPN」とFOX、WBDが、新サービスを提供するための新会社設立で基本合意に達したと現地時間2月6日に発表。出資比率は各社とも三分の一で、スポーツコンテンツを合弁会社に非独占的にライセンス供与。独立した管理チームによる新しいブランドを持つことになるとしている。

新サービスでは、3社が提供する米国のプロフットボールNFLやバスケットボールNBAのほか、MLB、マスターズ、ウィンブルドン、ジロ・デ・イタリア、FIFAワールドカップ、フォーミュラ1といった“数千もの注目のスポーツイベント”を1カ所にまとめ、新しいアプリを通じて直接見られるようになるという。さらに新サービスの加入者は、既存のDisney+やHuluをバンドルすることもできるとのこと。

ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、「新サービスの開始はディズニーとESPNにとって重要な瞬間であり、スポーツファンにとって大きな勝利であり、メディアビジネスにとっては重要な前進だ。ESPNチャンネルのすべてが、他社が提供するスポーツ番組と並んで(1カ所で)見られるようになる」と述べている。