アコーとサッポロ不動産開発が1月30日、JR札幌駅東側エリアで複合商業施設・サッポロファクトリー西側に「ホテル創成 札幌Mギャラリー」を開業しました。

  • ホテル創成 札幌Mギャラリーは、JR札幌駅から車で5分、地下鉄東西線バスセンター前駅から徒歩7分

レトロでモダンな開拓使時代の邸宅をイメージ

Mギャラリーはフランス・パリを拠点とする世界最大級ホテルチェーンのアコーが手掛ける高級ホテル。40か国で展開されていて、現在、日本においては札幌だけ。

その土地に由来する、そこにしかないストーリーを体感できることをデザインにしており、ここでは立地場所の創成イーストエリアの歴史をベースに、「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」がテーマになっています。

1階のレストランやバーラウンジは開拓使の社交場をイメージしており、銅製ビール釜を模した暖炉や壁一面にビール瓶とLEDを埋め込んだアートウォール、アーチ型の天井など、細部までこだわっています。

昨年、老朽化などで閉館したホテルクラビーサッポロが改装され、新たに生まれかわりました。

  • ホップをモチーフとした立体彫刻を展示したエントランス 提供:アコー/サッポロ不動産開発

  • フロントには、北海道開拓の歴史を辿れる書籍などが並んでいます

  • 旧クラビーサッポロ時に使用していた椅子やドアなどの廃材を利用したアート作品も展示

開拓使の邸宅に招かれたようなゲストルーム

地下1階、地上6階で、客室は「はまなすスイート」(58㎡)、「デラックス」(39㎡)、「スーペリア」(29㎡)など7タイプあり、全118室。

客室は、緑や紫といった落ち着いたアクセントカラーが用いられており、家具やテキスタイルは開拓使が外国から輸入した品々という着想でデサインされています。

  • 窓からサッポロビールの煙突を臨めるデラックスルーム 提供:アコー/サッポロ不動産開発

  • 壁には北海道の開拓時代の風景をイメージした画がアクセントになっています

サッポロビール創業時の味を再現した開拓使麦酒を味わえる

サッポロビール発祥の地域にちなんでビール釜の暖炉が印象的なバーラウンジ。サッポロビール博物館とココだけでしか飲めない、サッポロビール創業当時の味を再現した開拓使ビールが味わえます。

シグネチャーカクテルとして、北海道の開拓使のシンボルであった五稜星とその元となったといわれる北極星から着想を得た「創成ポラリス」を提供。ハスカップのワイン、ホップフレーバーの炭酸水、グレナデンシロップとジンを加えたもので、きらめく星形の氷が浮かんでいます。

サッポロファクトリーの煙突をモチーフにしたチョコレートのお菓子も添えられており、北海道の歴史をグラスに表現した一杯といえます。

  • バーラウンジでは北海道産の食材を贅沢に使ったフードも充実しています

  • シグネチャーカクテル「創成ポラリス」(1,800円)※ノンアルコール1,500円

オープン間もないにもかかわらず、さっぽろ雪まつりの期間中は満室に近い状況だとか。早くも人気を博しているようです。

バーラウンジは宿泊者ではなくても利用できるので、札幌散策の合間に「創成ポラリス」をいただいて歴史を感じてみるのも一興ですね。

●information
ホテル創成札幌 Mギャラリー
住所:北海道札幌市中央区北2条東3丁目 サッポロファクトリー西館
開業日:2024年1月30日
客室数: 118室
付帯施設:レストラン、バーラウンジ、フィットネスジム他