ルカ・ベッティ率いるキメラ・アウトモビリが、ランチアラリーをレストモッドで現代に蘇らせたモデル「EVO37」を生み出したことは記憶に新しいだろう。EVO37の成功により、キメラへのさらなる期待が高まっている。 そして、キメラ・アウトモビリの野心は新たな高みに達し、再び過去に遡り、歴史を変え、別の現実、一種のメタバースの創造を目指すような新たなモデルの登場が発表された。
【画像】キメラ・アウトモビリが送り出す新プロジェクト「EVO38」(写真4点)
「もし……だったら?」
これは、キメラ・アウトモービリの創設者でありクリエイターであるルカ・ベッティが、世界のモータースポーツのアイコンであるランチアラリー037の復活に携わった同じ "役者 ”を再び巻き込んで自問自答した問いである。ランチアラリー037の伝説は、キメラによって2021年にEVO37へと進化し、幸運な37人のコレクターによって瞬く間に完売となった。
この神話の再生に参加した一人であり、ランチアラリー037で2度の世界ラリーチャンピオンとヨーロッパチャンピオンに輝いたミキ・ビアシオンとともに、ルカ・ベッティと実績のある技術者とデザイナーのチームが、ここ数カ月、EVO38と名付けられた新しいプロジェクトに取り組んでることが発表された。
EVO38も、1983年の世界ラリー選手権で優勝した後、商業的な理由でその場を去った二輪駆動の最後の女王の直系の子孫であり、その後10年間世界の舞台を支配したランチアラリー037のレストモッドとなる。
2024年2月22日、キメラ・アウトモビリはEVO38をあらゆるコミュニケーション・チャンネルで一般公開し、2024年2月26日から3月3日まで開催されるジュネーブ・モーターショーで世界初公開する。
EVO38は、チーム・マルティーニ・レーシングの伝説的なモデルとともに、特別ブースで展示される予定だ。
詳細は公式ウェブサイトをご覧いただきたい。