スマートバンクは、NISAの利用状況や資産形成の資金を捻出するために行っている家計管理についての調査結果を2月1日に発表した。調査は2024年1月12日〜15日の期間、FP資格を保有している母親132名を対象に行われた。

  • FPママの新NISAの活用実態

はじめに、共働きで子育てもしている「FPママ」132人に新NISAの活用状況を尋ねたところ、94.7%が新NISAを活用していると回答した。

具体的なNISAの活用実態を聞くと、NISAを活用した資産の合計額は平均で202.9万円、毎月資産運用に回している資金は平均で38,143円、NISA「つみたて投資枠」利用者の積立金額は月平均で32,397円だった。

2024年1月からの新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となることから、具体的な利用方法を尋ねると、「つみたて投資枠のみ利用」が42.4%、「成長投資枠のみ利用」が18.2%、「つみたて投資枠と成長投資枠を併用」が34.1%という結果に。また、93.9%が、このような資産形成にあたって「節約」や「家計管理」をしていると回答した。

  • FPママ家庭の家計管理方法

家計の支出を管理する方法を尋ねたところ、36.4%が「紙・エクセルと家計簿アプリの併用」、31.8%が「家計簿アプリ」と回答し、合わせて68.2%が「家計簿アプリ」を活用していることがわかった。

  • FPママ家庭の家計管理における夫婦分担

また、家計管理における夫婦の分担については、「夫婦共同」が53.0%で最多に。次いで「妻が中心、夫も少し関与」が34.1%、「妻が中心・夫は無関与」が9.8%と続いた。

  • FPママ家庭の家計タイプ

家計のタイプは、夫婦の全収入を持ち寄り家族のお金とする「一体型」が47.0%、夫婦ともに収入の一部を持ち寄り家族のお金とする「拠出型」が32.6%で、合わせて79.8%が夫婦で収入を持ち寄っていることがわかった。

支出ごとに夫婦で分担する「支出分担型」は7.6%、夫婦のどちらかが全ての生活費を負担する「扶養型」は3.0%、各自支払いをした上で負担が偏らないよう精算する「精算型」は8.3%だった。

  • FPママ夫婦、お金に関する話し合いの頻度

夫婦間のお金に関する話し合いの頻度は、「週2回~3回」(37.9%)が最多に。次いで「毎日」が20.5%となり、約5組に1組が「毎日」話し合いを行っていることがわかった。