ブレイク必至!?ヤクルト、次世代のスター候補選手6人。期待の若手有望株…

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 いよいよ球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季のブレイクが期待されている東京ヤクルトスワローズの若手有望株を紹介する。
 

 


沼田翔平

・投打:右投右打
・身長/体重:175cm/77kg
・生年月日:2000年6月24日
・経歴:旭川大高
・ドラフト:2018年育成選手ドラフト3位
 
 新天地で迎えた2023年は、先発投手として飛躍の足掛かりを掴んだ沼田翔平。育成契約ながら春季キャンプでは一軍メンバーに抜擢されるなど、大きな期待が寄せられている。
 
 2018年育成選手ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。高卒2年目の2020年に支配下登録に移行となったが、同年は5試合の一軍登板で防御率10.38と振るわなかった。
 

 
 その後は再び育成契約を結んだが、ファームでも思うような結果を残せず、2022年オフに戦力外通告を受けた。
 
 2023年から育成選手として東京ヤクルトスワローズに加入すると、巨人時代には経験のなかった先発に挑戦することとなった。
 
 シーズン前半はスタミナ不足が目立ったものの、9月には3試合連続でクオリティ・スタート(QS)を記録するなど、急成長を見せた。
 
 さらに、シーズンオフに行われたアジアウィンターリーグでは3試合に先発して2勝0敗、防御率0.47と圧巻の投球を披露。まずは支配下契約を勝ち取り、一軍の先発陣に割って入りたい。





山野太一

・投打:左投左打
・身長/体重:172cm/77kg
・生年月日:1999年3月24日
・経歴:高川学園高 - 東北福祉大
・ドラフト:2020年ドラフト2位
 
 2023年は故障から復活し、飛躍の足掛かりを掴んだ山野太一。2024年は先発ローテーションへの定着と2桁勝利に大きな期待がかかる。
 
 東北福祉大から2020年ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団。プロ1年目から開幕ローテーション入りを果たしたが、デビュー戦は2回途中7失点でノックアウト。その後は長らく故障に苦しみ、翌2022年オフに育成契約となった。
 

 
 それでも、2023年は故障が癒えて7月に支配下へ復帰。8月1日の読売ジャイアンツ戦で先発マウンドに上がると、7回無失点の好投を見せ、プロ初勝利を挙げた。
 
 最終的に一軍では5試合に登板し1勝3敗、防御率4.15とまずまずの数字を記録。二軍では13試合登板で3勝2敗、防御率1.42と圧倒的な成績を残した。
 
 チームでは、先発投手陣が喫緊の課題となっている。プロ4年目を迎える2024年は先発の一角としてチームを救う活躍を見せたい。






澤井廉

・投打:左投左打
・身長/体重:180cm/98kg
・生年月日:2000年5月31日
・経歴:中京大中京高 - 中京大
・ドラフト:2022年ドラフト3位
 
 2023年はルーキーイヤーながらイースタン・リーグの本塁打王に輝いた澤井廉。将来の主軸候補として期待されており、2024年は一軍での飛躍を目指すシーズンとなる。
 
 中京大では1年春からレギュラーに定着し、4度のベストナインを受賞。恵まれた体格の長距離砲として注目を集めた。迎えたドラフト会議では、東京ヤクルトスワローズから3位指名を受けプロ入り。
 

 
 プロ1年目は球団の育成方針の下、ファームの4番打者として実戦経験を積んだ。二軍では90試合に出場し打率.262、18本塁打、56打点、OPS.844の好成績をマーク。
 
 一方、一軍では16試合の出場で打率.156、ノーアーチと結果を残せなかったが、持ち前の豪快なスイングを披露した。
 
 同年10月に行われたみやざきフェニックス・リーグでも結果を残していたが、負傷により戦線を離脱し、2024年の春季キャンプは二軍スタートに。開幕までに状態を上げ、左翼のレギュラー争いに割って入りたい。






赤羽由紘

・投打:右投右打
・身長/体重:175cm/79kg
・生年月日:2000年6月29日
・経歴:日本ウェルネス信州筑北高 - BC・信濃
・ドラフト:2020年育成選手ドラフト2位
 
 内外野をそつなくこなすなど、身体能力の高さが光る赤羽由紘。打撃での確実性を磨けば、レギュラー奪取を狙える逸材だ。
 
 BCリーグ・信濃グランセローズから2020年育成選手ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーはファームで73試合に出場し打率.234、6本塁打、31打点、6盗塁をマーク。
 

 
 翌2022年のシーズン途中に支配下登録を勝ち取ると、一軍デビューも飾り、10試合に出場するなど貴重な経験を積んだ。
 
 2023年は開幕一軍入りを果たし、プロ初本塁打を記録したものの、29試合出場で打率.174と寂しい数字に。二軍では68試合に出場して7本塁打を放ったが、打率.186と確実性に課題を残した。
 
 それでも、パンチ力のある打撃力に加え、二塁や遊撃など内外野のセンターラインをこなす守備力には大きな魅力があり、首脳陣からの期待も大きい。
 
 2024年の春季キャンプでは、順当に一軍メンバー入り。バットで存在感を示し、一軍での立場を確立させたい。






竹山日向

・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/84kg
・生年月日:2003年11月2日
・経歴:享栄高
・ドラフト:2021年ドラフト5位
 
 2023年は試行錯誤のシーズンとなり、思うような結果を残せなかった竹山日向だが、抜群のポテンシャルを秘めている。
 
 享栄高時代には甲子園への出場経験こそないが、150キロ超を誇る本格派右腕として、スカウトから大きな注目を集めた。迎えたドラフト会議では、東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けた。
 

 
 ルーキーイヤーは身体作りを中心に取り組んだため、二軍では5試合の登板にとどまったが、シーズン終盤に一軍へ昇格。初登板では1回1奪三振無失点と上々のデビューを飾った。
 
 しかし、翌2023年は春季キャンプで一軍メンバーに抜擢されたが、オープン戦で結果を残せず二軍スタートに。その後もなかなか状態が上がらず、最終的に一軍登板なしに終わり、ファームでも14試合(35回1/3)を投げ2勝3敗、防御率4.33に終わった。
 
 それでも、最速154キロを計測するなど高い潜在能力を誇り、大きな期待が寄せられている。高卒3年目を迎える2024年は、土台を固めて一軍の舞台で実力を発揮したい。






北村恵吾

・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/90kg
・生年月日:2000年12月18日
・経歴:近江高 - 中央大
・ドラフト:2022年ドラフト5位
 
 2023年は二軍で2桁本塁打を放つなど、ルーキーながら光るものを見せた北村恵吾。プロ2年目の2024年は、一軍への定着が期待されている。
 
 近江高時代は1年夏から主軸を務め、3年夏の甲子園では8強入りに貢献。中央大では一塁手としてベストナインを2度獲得し、2022年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団した。
 

 
 ルーキーイヤーは二軍が主戦場となり、一軍ではわずか12試合の出場に。それでも、プロ初安打を満塁本塁打で飾るなど強烈なインパクトを残した。
 
 さらに、ファームでは96試合に出場し打率.234、10本塁打、46打点と持ち前の長打力を発揮。大学時代は一塁がメインだったが、二軍では三塁や遊撃をこなすなど、器用な一面 も見せた。
 
 シーズンオフに行われたアジアウィンターリーグでは、18試合出場で打率.340、2本塁打、10打点の好成績。プロの水にも慣れた2024年は、一軍の舞台で持ち前の打棒を発揮したい。




 


 

 
【了】