◆ 期待の高卒4年目「ローテーションに入りたい」

 楽天の内星龍投手(21)が3日、ブルペンで50球の投げ込みを行った。

 昨季は救援で53試合に登板し防御率2.28をマークしたが、今季は自ら志願し先発に転向。セットアッパー時代の決め球・フォークをあえてストライクゾーンに投げ込むなどモデルチェンジに着手しており、効率よくアウトを奪うため「ツーシームのイメージで投げています」と説明した。

 投球練習を見守った今江監督は「彼の一番よいところは、どんどん投げ込んでいける投球テンポ。それが先発になってさらに良い方に行くんじゃないかなと思う。スタミナの問題などあると思うが、若いので試合の中でいろいろ経験しながら成長していければ。無限の力を持っている。大いに期待しています」とうなずいた。

 昨季まで不動の守護神だった松井裕のメジャー挑戦に伴い、先発ローテの柱だった則本が抑えに転向。新たな先発候補となる4年目右腕は「目標としてローテーションに入りたいなという思いはある。暖かくて早く肩も作れますし、体も思った以上に動く。そこでケガしないように、飛ばしすぎないように注意してやっています」と話した。

(取材・文=上村祐作)