ブルペンで投球練習を行った楽天のドラフト1位・古謝樹

◆ 実戦デビューが待ち遠しい期待のドラ1左腕

 楽天の今江敏晃監督(40)が3日、ドラフト1位・古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)の野球センスを絶賛した。

 沖縄・金武キャンプは第1クール3日目。この日は初めて投内連係の練習が行われた。古謝は荘司康誠、内星龍らとともにメイン球場のマウンドに上がり、バント処理や各塁への牽制練習で、俊敏かつ正確なフィールディングを披露した。

 今江監督は古謝の動きについて「初めてフィールディングを見たが、牽制にしても非常に器用。そういうところで不安を抱えるピッチャーもいるが、古謝に関してはむしろレベルが高いくらい。新人で一発目で、牽制とか良い球が続けて行っていた。落ち着いているのか度胸があるのかわからないが、一発目からできるというのは、かなり良いモノを持っている」と絶賛した。

 その後のブルペン投球も捕手の後方からチェックし、「彼の最大のポイントはボールが見えづらいフォーム。ソフトバンクの和田さんをイメージしながら、自分がバッターになったつもりでうしろから見ていたが、明らかに見づらい。ボールも強くて思っていた以上にワクワクさせてくれる」と評価した。

(取材・文=上村祐作)