俳優の伊藤淳史が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(毎週土曜23:30~)第3話がきょう3日に放送される。

  • 左から篠田麻里子、小池徹平=テレビ朝日提供

■『離婚しない男』視聴率、反響、見逃し配信が絶好調

大竹玲二氏による人気漫画『離婚しない男』(講談社ヤングマガジンKC)をドラマ化する今作は、妻の不倫に気づかぬフリをしながら不倫の証拠を日々収集し、わずか1割と言われる父親の親権獲得を目指す男の姿を描くリコン・ブラックコメディ。3月31日をもって、32年間活動してきた放送作家業と脚本業を辞めることを発表している鈴木おさむ氏の地上波連ドラ最後の脚本作で、主演は伊藤淳史が務めている。20日に放送された第1話の見逃し配信は、テレビ朝日の歴代全番組史上、初回配信再生数トップとなる530万回(5,346,955再生 ビデオリサーチにて算出 期間1月21日-2月1日)を突破、27日に放送された第2話も270万回(2,734,158再生 期間1月27日-2月1日)を突破し、合計800万回を超えている。

■綾香の不遇のアイドル時代、渉との出会い明らかに

第3話でも、岡谷渉(小池徹平)の妻・綾香(篠田麻里子)と、愛娘・心寧(磯村アメリ)の通う芸能事務所の統括マネージャー・司馬マサト(小池徹平)との熱烈なキス、500円玉を用いての「セクシャルな視力検査」など、刺激的なシーンが登場。さらに、綾香がかつてアイドルデュオ「KOIRAM」として活動していた過去のエピソードも描かれる。綾香の女子高生時代を体現する篠田のセーラー服姿に注目だ。そんな「KOIRAM」は、ある出来事がきっかけで活動自粛することに。その事実は、心寧をタレントとして花咲かせたい、現在の綾香の熱烈なステージママぶりにも関係していて……。一方、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)演じる探偵・三砂裕に、綾香との馴れ初めを聞かれた渉も、綾香との出会いを回顧。初々しい渉と綾香との初デートや、感動のプロポーズ、結婚後に心寧を授かった幸せいっぱいの場面が登場する。そしてついに、今作のメインビジュアルでも使用され、原作本でも読者に大きなインパクトを残した、「自宅ソファの上で情事を始める綾香とマサトを、ソファの下に隠れた渉が撮影」する場面も。

■『M 愛すべき人がいて』ヒロイン・安斉かれんが出演

第3話では、綾香が活動していたアイドルデュオ「KOIRAM」のメンバー・コイ役として、鈴木氏が脚本を手掛けた話題作『M 愛すべき人がいて』(20年/テレビ朝日系)でヒロイン・アユを演じた安斉かれんが出演。綾香へのライバル心や嫉妬心をむき出しにし、やがて暴走するコイは、KOIRAMの活動自粛のきっかけを作る張本人となる。演じた安斉は「少し意地悪なキャラクターを演じるのは初めてだったので、表情の作り方などをいつもより意識しました」とコメント。篠田とは初共演となったが「カメラが回っていない時も優しく接してくれて、久しぶりのお芝居でしたが、リラックスして撮影できました」と語り、「すごくインパクトのある作品だと思うので、私自身も観るのが楽しみ!」と期待を寄せた。

■安斉かれん(コイ役)コメント

今回、コイ役で出演させていただくことになりましたが、私が演じるコイのキャラクターは、原作には登場しないので、ドラマの中でどう溶け込んでくるんだろう? と始まる前からワクワクでした! 脚本を読ませていただい時の印象は、まさに「鈴木おさむさんワールド全開」という感じでノリノリでした(笑)。私自身、少し意地悪なキャラクターを演じるのは初めてだったので、表情の作り方などをいつもより意識しました。ご一緒させていただいた篠田麻里子さんは、カメラが回っていない時も優しく接してくれて、久しぶりのお芝居でしたが、リラックスして撮影できました。とても、ありがたかったです! すごくインパクトのある作品だと思うので、私自身も観るのが楽しみです! ぜひご覧ください!! 

【編集部MEMO】第3話あらすじ
愛娘・心寧(磯村アメリ)が公園でケガをし、一緒にいた夫の岡谷渉(伊藤淳史)をここぞとばかりに責める妻の綾香(篠田麻里子)。しかしその腕には、渉の見覚えのない真新しいタトゥーが刻まれていて……。後日、綾香は、不倫相手の司馬マサト(小池徹平)に自分たちの関係が渉にバレているのではないかと相談するが、マサトは彼女の心配を一蹴。彼は500円玉で綾香の右目を隠し、渉と離婚している未来が見えないのかと詰め寄り、「君には今の人生は地味すぎる」と優しく諭すのだった。実は綾香はもともとアイドルデュオ「KOIRAM」のメンバーで、デビューシングルが初登場5位となるなど活動は華やかで順風満帆だったが、あることを機に活動自粛に追い込まれた不遇の過去があった。一方、探偵・三砂裕(佐藤大樹)から綾香との馴れ初めを聞かれた渉も、彼女との出会いから今までの一端を語る。それから再び凄腕の離婚弁護士・財田トキ子(水野美紀)のもとを訪れた渉と裕だったが、渉はトキ子から自分の甘さを指摘され、涙する。そんな中、マサトと綾香の禁断の逢引は、さらに過激さを増して!?