ポルシェAGはこのほど、フル電動化された新型「マカン」を発表した。

  • 「マカン4」と「マカンターボ」のワールドプレミアを実施 ※画像は「マカンターボ」

最大トルクは1,130Nmとモンスター級!

最高出力470kW(639PS)のパワートレインを搭載した第2世代の「マカン」は、あらゆる路面でEパフォーマンスを発揮し、日常における高水準の使いやすさを実現するとのこと。270kWの高性能急速充電が可能で、航続距離は613km(WLTP)を達成するそうだ。

  • 最高出力470kW(639PS)、最大トルク1,130N・mのPSMパワートレイン ※画像は「マカンターボ」

「マカン」は発売から10年を経て、フル電動モデルの第2世代に移行する。新型「マカン4」と「マカンターボ」は、時代を超越した先進的なデザイン、ポルシェならではのパフォーマンス、長い航続距離、高い実用性によって、SUVを選択するポルシェユーザーの要件を完全に満たすことを目指している。

ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメ氏は、シンガポールのワールドプレミアにおいて以下のように述べた。

「卓越したEパフォーマンス、新しいドライバーエクスペリエンス、そして非常に印象的なデザインによって、マカンをまったく新しいレベルに引き上げます」

  • 航続距離613kmの100kWhバッテリー ※画像は「マカン4」

「マカン」製品ライン担当のイェルク・ケルナー氏は「当社の目標は、フル電動化されたマカンによって、このセグメントで最もスポーティーなモデルを提供することにあります」コメントしている。

フロントとリアのアクスルに最新世代の永久励磁型PSM電気モーターを採用することで優れた効率を達成し、出力の最適な再現性を可能にしている。数値からもトップクラスのEパフォーマンスであることがわかる。

  • 新しいオペレーティングシステムとAR技術によるポルシェドライバーエクスペリエンス ※「マカン4」&「マカンターボ」

また、ローンチコントロールとの組み合わせにより「マカン4」は最高出力300kW(408PS)のオーバーブーストパワーを発生し、「マカンターボ」は最高出力470kW(639PS)を誇る。

最大トルクはそれぞれ650Nmと1,130Nm。これにより、優れた走行性能が保証される。静止状態から100km/hまで「マカン4」は5.1秒、「マカンターボ」はわずか3.3秒で加速し、最高速度はそれぞれ220km/hと260km/hに達する。

そのほか、高水準の日常実用性と2,000kgの最大けん引性能、新しいオペレーティングシステムとAR技術によるポルシェドライバーエクスペリエンスなどを備えている。