フリー打撃で柵越えを連発した中日のオルランド・カリステ

◆ 昨季は9月以降にNPB初アーチ含む5発!

 中日のオルランド・カリステ内野手が2日、春季キャンプのフリー打撃で柵越えを連発した。

 2年連続でキャンプ一軍スタートとなったドミニカン。打撃練習では中堅から左翼方向へ鋭い当たりを連発し、約50スイング中10球がスタンドイン。大飛球が外野フェンスを越えるたびに『アグレスタジアム北谷』に集まった観客から拍手が送られた。

 来日1年目の昨季は、9月1日の広島戦(マツダ)でNPB初アーチを含む2本塁打を放ち、敵地で14連敗中だったチームの不名誉記録を阻止。この試合からシーズン最終戦まで26試合連続でスタメン入りし、最終的に5本塁打を放った。

 内野のレギュラー争いでは、新たにドラフト2位で津田啓史(三菱重工East)、同3位で辻本倫太郎(仙台大)が加わり混戦模様に拍車がかかっているが、カリステは他のライバルにはない長打力を秘めている。昨シーズン終盤のような働きを再現し、かつ2年目の上積みがあれば、得点力アップへのキーマンになり得る。