ラジコンマガジン誌で過去に掲載していた京商製ミニサイズラジコンカー「ミニッツレーサー」の連載記事を、こちらで再掲載。カメラマンの小見氏が体当たりでミニッツを楽しんでいる様子をお届けします。
第6回「“あこがれの名車”を操りたい!~その3」
前回のディノボディの改造から気を良くし、サーキット走行で各種RWDの実験も徐々に進んできましたが、腕の方はまだまだ。ザウバーボディ各部の手入れも意識しながら、LMボディの方も構造を理解するにつれ、今後オプションパーツで走りの変化がどのように起きるのか…も楽しみになってきました。
さて、ホワイトボディだったディノで足りなかったのが純正風ホイール。のちに手に入れることはできたのですが、近年入手可能なタイヤだとディスプレー用とハイトが違うのか、車体下側のデフカバーが接地してしまい、走行不能になってしまいました。仕方がないので後年型フェラーリ用のホイールを別途入手して試すとオフセットも多く、ボディからはみ出すものの迫力はバッチリです。
この仕様でタイヤ選定を繰り返すと、転ばずにいい感じになりました。そしてタイヤがはみ出た開き直りで、この際“スーパー・ディノ計画”と勝手に命名して改造が加速。友人のジャンク車体の部材を使ったチンスポイラーは実に頑丈で、ウイングはザウバーの予備を中央で切って短縮し、土台はランナーを積層したネジ止め構造に。実車ディノではさすがにできない超カスタム?になってしまいました。
でも、こんな事ばかりしていたわけではありません。LMザウバーは可動部分の手入れをし、カメラを搭載。実地テストではウイリー気味ながらも面白い映像が撮れました。徐々に理解が深まり、ミニッツにどっぷりな日々です。
●見つけたディノ純正風ホイールだが、現行タイヤのハイトで選定に難儀。右はBB以降世代風?の、フェラーリのワイドホイールだ
●デフの保護カバー?がタイヤより先に地面に付いてしまい、右後輪が浮いてしまう。ディノのホイールでの練習は無理と一旦判断した理由がコレ
●走行中に音が鳴るようになったので、フリクションプレートを分解し、薄くグリスを塗布。まだロールの具合でコーナーリングを調整できるとは知らない段階…
●ザウバーボディにGoProを搭載してスマホに映像を転送して遊んでみた。しかし映像が車速にまったく追い付かず、スマホを見て走らせる“FPV”はさすがに無理だった…
〈文と写真=小見哲彦〉
ラジコンマガジン編集部