俳優の綾野剛が主演を務める映画『カラオケ行こ!』(1月12日公開)のメイキング写真が2日、公開された。
■綾野剛、オーディションで抜擢された齋藤潤に感謝「ずっと眩しかった」
今回公開されたのは、成田狂児を演じた綾野と、岡聡実を演じた齋藤潤のクランクアップ時の様子をとらえたメイキング写真。
演技経験が豊富ではないにもかかわらず、オーディションで大役を掴み、今回の役に挑戦した齋藤。「綾野さんは撮影中に僕のことをひとりの俳優として見て、信頼してくださっていたので、その期待に答えたいなという思いで撮影現場に通っていました」と完成披露試写会で語った通り、綾野との絆を頼りに撮影に挑んだ齋藤だったが、クランクアップ時には涙をこらえきれず、綾野がしっかりとハグで受け止めていた。
綾野も「齋藤くんの言葉を聞いていたら、思わずもらい泣きしてしまいました。(齋藤くんは)ずっと眩しかったですね。もう巻き戻す事ができない彼の大切な青春の一編が、映画『カラオケ行こ!』の現場を強く豊かに支えていましたし、なにより聡実という煌めきが、狂児を照らしてくれた事で、狂児は存在しました。心から感謝です」とコメント。綾野をはじめ、スタッフ一同が齋藤を支えるべく温かい空気に包まれた現場となっていた。
【編集部MEMO】
映画『カラオケ行こ!』は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。
(C)2024『カラオケ行こ!』製作委員会