マツダはカーボンニュートラル社会の実現に向けて、新しい時代に適合したロータリーエンジンの研究開発を加速させていく方針です。それに伴い、「RE(ロータリーエンジン)開発グループ」を6年ぶりに復活させました! マツダファンの反応は?
マイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!
マツダの強みをいかす!
新しく生まれたRE(ロータリーエンジン)開発グループでは、REを発電機用として継続的に進化させ、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組むそうです。
◇ニュース◇
— マツダ株式会社 (@Mazda_PR) February 1, 2024
マツダは2/1付で約6年ぶりにロータリーエンジン(RE)の研究開発に取り組む「RE開発グループ」を復活させました。
今後REを発電機用として継続的に進化させ、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組みます。
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ロータリーエンジンは、三角形のローターが回転することによって動力を生む独自の構造をもつエンジンで、マツダは1967年に導入した「コスモスポーツ」に初めて搭載しました。その後も長年にわたりロータリーエンジンを量産する唯一の自動車メーカーとして、出力、排気ガス浄化、燃費、耐久性などの性能向上に取り組んできました。
2023年6月にはロータリーエンジン搭載車の量産を再開し、現在では12車種目のロータリーエンジン搭載車種「MX-30 Rotary-EV」を日本や欧州に導入しています。
取締役専務執行役員兼CTO(最高技術責任者)の廣瀬 一郎氏は「マツダの歴史において、REは『飽くなき挑戦』を象徴する特別な存在です。これまでREを支えていただいたすべての皆さまに心から感謝申し上げます。このたび、世界中のお客さまに愛されてきたREを開発する組織を復活させました。今日までの約6年間、RE技術者は最先端の内燃機関の機能開発や究極の効率改善を掲げるエンジン開発の組織に属し、エンジン方式の垣根を越えてその視座を広げ、またマツダの強みの一つである『モデルベース開発』の使い手として鍛錬してきました。このたび36人の技術者が一つのグループに集結し、REの研究開発でさまざまな壁をブレークスルーするスタートを切ります。電動化時代そしてカーボンニュートラル社会においても、『飽くなき挑戦』でお客さまにワクワクしていただける魅力的なクルマをお届けすることをお約束します」と述べています。
このニュースにSNSでは、「これからのロータリーエンジンの未来に期待しています」「ロータリーEVに期待」などたくさんの応援コメントが寄せられていました。中には「水素かなあ水素なのかなあ」とロータリーエンジンで燃焼させる燃料を想像する方も。「小型軽量なら、ぜひロードスターにものせてほしい!」と人気車ロードスターへの展開を期待する声も見られます。発電機としてではなく内燃機関としてのロータリーエンジンが復活してほしいとの声も多く見られました。
ロータリーエンジン量産の技術を持つのはマツダだけ。同社の挑戦をこれからも応援していきましょう!
トレンドリサーチャー:井上智尋
文:井上智尋
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部