エン人材教育財団は1月31日、就職活動を終えた2024年卒の大学生を対象に実施した「キャリア観・仕事価値観観に関するアンケート調査」の結果を発表した。

同調査は2023年6月23日~8月28日、ECCL参加者のうち、2024年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生(調査開始時点)88名を対象に、インターネットで実施されている。

  • 20代をどのように過ごしたいか

20代をどのように過ごしたいか尋ねたところ、「社会貢献を実感できる経験」「高い目標があるハードな経験」「質の高いアウトプットや高い成果を求められる経験」「自分以外の誰かや社会のために働きかける経験」「主体的に考え、行動する経験がある経験」をしたと回答している学生は、プライベート以上に仕事に比重を置きたいという志向が高いことが分かった。

一方で、それぞれの「経験をしていない」学生は、プライベートを重視する傾向があることが明らかとなった。

20代は多少しんどい思いをしても、一生懸命仕事に打ち込みたいと思うか聞くと、「社会貢献を実感できる経験」「高い目標があるハードな経験」「質の高いアウトプットや高い成果を求められる経験」「自分以外の誰かや社会のために働きかける経験」「主体的に考え、行動する経験がある経験」をしたと回答している学生は、「ワークハード仕事価値観」が高い傾向があることが分かった。

  • 20代は多少しんどい思いをしても、一生懸命仕事に打ち込みたいと思いますか

同協会は「学生のうちから、さまざまな経験から学びを得ることで、20代の過ごし方や、仕事価値観の醸成に影響することが分かりました。質問『20代は多少しんどい思いをしても、一生懸命仕事に打ち込みたいと思いますか』から見られるように、各経験を『した』と回答した学生は、ワークハード仕事価値観が高い傾向にあり、成長につながるハードさを求めていると考えます」とコメントする。