元日に放送されたテレビ朝日系スペシャルドラマ『相棒season22元日スペシャル「サイレント・タトゥ」』が、3月27日(20:00~)に再放送されることが決定した。
■『相棒』元日SP、テレビ朝日に再放送の要望多数届く
2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”という地位を確立した『相棒』。1月1日には恒例の「元日スペシャル」が放送されたが、同日に発生した能登半島地震の緊急ニュース対応のため、番組の一部が未放送となったままだった。 その後、TVerでの『元日スペシャル』見逃し配信は、208万再生を超え(ビデオリサーチにて算出/1月1日~10日)、テレビ朝日には再放送の要望が多く届いていたという。
今作には、3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)のパートナー・笛吹悦子(真飛聖)が、約9年ぶりに登場。さらに美村里江、新納慎也という実力派俳優たちが『相棒』初出演を果たす。そして杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が特命係史上、最も危険な賭けに出ることに!?
【編集部MEMO】あらすじ
甲斐享(成宮寛貴)と笛吹悦子(真飛聖)の息子・結平(森優理斗)が、学芸会の演劇で主演を務めることになり、祖父の甲斐峯秋(石坂浩二)は早々に会場入りして開幕を待っていた。学芸会といっても立派なホールを借り切っての催しで、峯秋は孫の晴れ舞台に、社美彌子(仲間由紀恵)とその娘・マリア(土方エミリ)も招いていた。同じ会場に、右京(水谷豊)、薫(寺脇康文)、美和子(鈴木砂羽)の姿もあった。右京は、享の逮捕後も悦子とその息子を気に掛け、交流を続けていたのだ。また、峯秋の長男で享の兄の甲斐秋徳(新納慎也)は、結平の父親代わりを務めており、この日も保護者として悦子とともに舞台袖で結平を見守っていた。そんな中、結平の担任・姉小路(福澤重文)が、悦子に声を掛けてくる。その言動には、単なる“担任教師”にそぐわない不穏な空気をはらんでいた。そうこうするうち幕が開くが、その最中、なぜか出演予定のない姉小路が、フラフラとステージに現れ、舞台上で卒倒する。背中には、深々と刃物が突き刺さっていた。騒然となる会場。右京と薫は、緊急事態を察し、即座に動き出す。しかし容疑者は意外なほどあっさり浮上した。姉小路は異性にだらしなく、同僚教師だった栗原志津子(美村里江)との婚約を一方的に破棄した過去があった。そのいきさつは非道なもので、志津子が姉小路に強い恨みを持つのも無理からぬことだった。一方、志津子のかたわらには、黒須(阿佐辰美)という若者がいて、彼女から何らかの指示を受けている様子が垣間見られた。この時点で、事件のあらましは判明したかに思われたが、やがて志津子が、姉小路からアプローチを受けていた悦子に対して、異常な執着を持っていることが分かる。